LDUキト

リーガ・デポルティーバ・ウニベルシタリア（LDUキト）

リーガ・デポルティーバ・ウニベルシタリア（LDU）は、エクアドルの首都キトに本拠地を持つ名門プロサッカークラブです。同国には同名のクラブが存在するため、一般的にはLDUキトと呼ばれることもあります。このクラブは、エクアドルリーグのセリエAに所属し、カーサ・ブランカ（白い家）として知られるエスタディオ・ロドリゴ・パス・デルガドをホームスタジアムにしています。

クラブの歴史

LDUの起源は、1918年に設立されたエクアドル中央大学のセミプロスポーツチーム、クルブ・ウニベルシタリオに遡ります。1930年に正式にリーガ・デポルティーバ・ウニベルシタリア（LDU）としてスタート。その後、キトを本拠とする様々なクラブとライバル関係を築き、国内リーグでの成功を収めてきました。

初めてのタイトルは1932年のピチンチャ州アマチュア選手権で、LDUは全試合を勝利し、その雄姿を印象づけました。プロリーグに移行した1954年には、カンペオナート・プロフェシオナル・インテランディーノにおいても初優勝を果たしました。この時期、アメリカや南米から多くの外国人選手が加入し、チームの強化が図られました。

1967年には各地域リーグが統合され、全国リーグとしてセリエAに進出しました。LDUはその後、1970年代にはセリエAタイトルを連続で獲得し、国際大会の舞台にも挑戦しました。

国際的な成功

LDUはエクアドルで最も成功したクラブの一つとされており、特に国際大会での成績が光ります。2008年にはコパ・リベルタドーレスにおいて優勝し、エクアドルのクラブとして初の偉業を達成しました。それに続き、2009年にはコパ・スダメリカーナを制覇し、同年のレコパ・スダメリカーナでも優勝を果たしました。これらの成果は、クラブを南米サッカー界での名門として位置付けることとなります。

スタジアムとサポーター

LDUのスタジアムは、1997年に完成したカーサ・ブランカで、キトで最大の収容能力を誇ります。このスタジアムは数々のタイトルをここで獲得してきたため、他クラブにとっては非常に難攻不落の場所とされています。サポーターは「リギスタス」と呼ばれ、特にラ・ムエルテ・ブランカというウルトラスサポーター集団が存在し、ホームゲームでの応援は壮観です。

現在の状況

LDUは今なおエクアドルサッカー界での存在感を示しており、国内リーグでのタイトル獲得を目指しています。ライバルクラブとの競争も白熱しており、特にCDエル・ナシオナルやSDアウカスとの対戦は非常に重要な試合とされています。LDUキトはその豊かな歴史と強力なサポーターによって、これからもエクアドルサッカーの中心であり続けることでしょう。

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