LEFT ALIVE

LEFT ALIVE (レフトアライブ)

『LEFT ALIVE』は、スクウェア・エニックスより2019年2月28日に発売されたPlayStation 4|PlayStation_4・Microsoft Windows (Steam配信)用ゲームソフトです。キャッチコピーは「生きるのか、生かされるのか――」。

概要

本作は、『フロントミッションシリーズ』（以下、『FM』）の世界観を共有する新作アクションゲームです。シリーズ立ち上げから携わる橋本真司氏を中心に、ディレクションは鍋島俊文氏、キャラクターデザインは新川洋司氏が担当しています。

プレイヤーは、突如紛争に巻き込まれた3人の主人公を操作し、生き残るために様々な選択を迫られます。シリーズの象徴である人型兵器ヴァンツァーは、敵として登場するだけでなく、プレイヤーが操作できる場面も存在します。

ディレクターの鍋島氏は、本作のコンセプトを「選択」としており、NPCへの対応やリソースの管理など、ストーリーとシステムの両面でプレイヤーに決断を委ねる内容となっています。

物語の舞台は西暦2127年12月。『3rd』と『エボルヴ』の間に位置します。劇中で使用される言語は英語で日本語字幕付き。主要な舞台であるノヴォスラヴァでは、ロシア語の文章も登場します。主人公はいずれもロシア風の姓名を持つスラブ圏出身者という設定です。

ゲームシステム

本作は、サバイバルアクションゲームとしての要素が強く、限られた資源をやりくりし、敵の目を掻い潜りながら目的地を目指します。ステルス要素も重要ですが、敵に見つかった場合は銃火器や近接武器を駆使して戦うことになります。

登場キャラクター

3人の主人公はそれぞれ異なる背景を持ち、異なる目的で行動しています。プレイヤーはそれぞれの視点から物語を体験し、彼らの運命を見届けることになります。

登場メカ

ヴァンツァー

シリーズを通して登場する人型兵器。本作では敵として登場することが多いですが、一部のミッションではプレイヤーも操作することができます。

ヴォルク

本作で新たに登場する新時代のヴァンツァー。肉食生物の動きを再現することを目的として設計されており、生物的な動きが特徴です。

その他

強化外骨格装備: 歩兵の標準装備。防御力を高め、銃撃に対する耐性を向上させます。
バトルドローン: 空中を浮遊しながら敵を索敵し、攻撃を行うドローン。集団で現れると脅威となります。
戦車: 歩兵と連携して索敵や要所の警備を行います。高い耐久性と火力を持ち、ヴァンツァー同様に脅威となる存在です。

設定

ノヴォスラヴァ: 本作の主要な舞台となる都市。ザーフトラの勢力下にある。
ルテニア共和国
ガルモーニヤ共和国

制作

鍋島氏がスクウェア・エニックスに入社した当初から、『FM』のリブート企画を橋本氏と話し合っていたことがきっかけで、本作の制作が始まりました。メカデザインは柳瀬敬之氏、キャラクターデザインは新川洋司氏が担当しています。

鍋島氏は、これまでのシリーズにとらわれず、新しい『FM』を作りたいと考えており、「サバイバル」をテーマに、キャラクターを中心としたストーリーが展開されるようにしました。

タイトルの『LEFT ALIVE』は、「生きているのではなく何かに生かされている」「生きた状態で放置されている」というニュアンスから名付けられました。

評価

レビュー収集サイトのMetacriticでは、「概ね批判的なレビュー」を受けています。操作性の悪さや難易度の高さ、ストーリー展開など、多くの点で厳しい評価がされています。

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