LGA1150

LGA1150（Socket H3）は、インテルが開発したCPUソケットの規格であり、LGA1155の後継として登場しました。ランド・グリッド・アレイ（LGA）構造を採用している点が特徴です。

概要

LGA1150ソケットは、主にHaswellとBroadwell世代のインテル製CPUをサポートするために設計されました。これらのCPUは、デスクトップPC向けのメインストリーム市場をターゲットとしており、幅広いユーザーに利用されました。2013年の第1四半期に正式に発表され、以降、多くのPCマザーボードに採用されました。

外観上の特徴としては、LGA1155ソケットと比較して、CPUソケットの切り欠きの位置が異なっています。また、ランド（CPUとソケットの接点）の数が1150個であることも重要なポイントです。LGA115x系の他の規格（LGA1156、LGA1155、LGA1151など）とは互換性がないため、CPUとマザーボードを選択する際には注意が必要です。

採用製品

LGA1150ソケットは、以下の製品で採用されています。

CPU

Intel Haswell シリーズ
Intel Broadwell シリーズ

チップセット

Intel 8 Series チップセット
Intel 9 Series チップセット

これらのチップセットは、HaswellおよびBroadwell CPUの機能を最大限に引き出すように設計されており、様々な機能を提供していました。

まとめ

LGA1150ソケットは、HaswellおよびBroadwell世代のインテル製CPUをサポートする重要な規格でした。LGA1155からの進化として、より高度な機能とパフォーマンスを提供し、デスクトップPC市場において広く普及しました。しかし、LGA115x系の他の規格との互換性がない点には注意が必要です。CPUとマザーボードの組み合わせを検討する際には、対応ソケットを確認することが重要です。

関連項目

CPUソケット
LGA (Land Grid Array)
Haswell
Broadwell
Intel チップセット

外部リンク

インテル株式会社 - ホームページ （日本語）
* Intel Corporation - Home Page （英語）

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