LIQUIDROOM

LIQUIDROOMの概要

LIQUIDROOM（リキッドルーム）は、東京都渋谷区に位置し、主に音楽ライブを行う有名なライブハウスです。この施設は1994年に新宿区歌舞伎町で初めてオープンし、10年間にわたり多くのアーティストに利用されてきました。特に、オールナイト営業を可能にしていたことから、音楽ファンやアーティストにとっては貴重な存在でした。

設立と移転の歴史

1994年に開業した当初、LIQUIDROOMは様々なイベントでも活用され、音楽ライブだけでなくクラブイベントやプロレス、お笑いライブと多岐にわたるエンターテインメントを提供しました。しかし、2004年の1月2日、最後のイベント「THE LAST DANCE〜SHINJUKU 94-03」を経て新宿での活動にピリオドを打ちます。その後、跡地は改装され、新宿FACEとして再開業されました。

同年7月14日、LIQUIDROOMは恵比寿へ移転し、新たなスタートを切る形で「LIQUIDROOM ebisu」として再オープンしました。この際にはUAとShing02が出演し、盛大なスタートを飾りました。移転先は、JR恵比寿駅西口から徒歩3分のオフィスエリアに位置しており、アクセスも良好です。

施設の特徴

LIQUIDROOMの収容人数は、オールスタンディング形式の場合約1,000人です。前の新宿リキッドルームは約700人を収容していたため、より多くのお客様を迎え入れることが可能となっています。また、2階にはセレクトショップ、カフェ、ラウンジスペースが整備されており、訪れる人々がイベント前や後にくつろげる環境が整っています。かつてはTOWER RECORDSが運営するTOWER CAFEがありましたが、2009年に閉店し、現在は「TimeOut Cafe&Diner」として営業中です。このカフェでは、店内でライブやイベントが行われることもあります。

地域との関係

LIQUIDROOMは、周囲の環境との調和を保ちながら運営されています。アーティストの個性的な出演により、時には周辺住民とのトラブルが発生することもあります。特に、機材の搬出入時の違法駐車などが問題とされており、営業に際しての課題も多いですが、警備員の配置などで対応しており、地域との共存を図っています。

結論

LIQUIDROOMは、東京都内における重要な音楽ライブの拠点であり、多彩なイベントやアーティストの発信地となっています。渋谷区に移転して以降も、音楽界に新たな風を吹き込み続けているこの施設は、今後も多くのファンを魅了することでしょう。音楽を愛するすべての人々にとって、LIQUIDROOMは欠かせない場所であることは間違いありません。

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