LIVE二千一夜

『LIVE二千一夜』のライブ・アルバム

『LIVE二千一夜』は、さだまさしが1993年9月25日にリリースしたライブ・アルバムです。このアルバムは、さだまさしのソロデビューから数えて2001回目のコンサートが収録されたもので、その公演は1993年7月21日にフェスティバルホールで行われました。当アルバムは限定盤として発行され、多くのファンに愛されています。

アルバムは「山ざくらのうた」で始まり、続いて日本の四季の移り変わりを反映した楽曲が次々と披露されます。この構成により、聴く人々は四季折々の情緒を感じ取ることができるでしょう。また、このアルバムには、20周年記念アルバム『逢ひみての』に収録されることが決まっていた楽曲も含まれており、具体的には「遍路」、「吾亦紅」、「修二会」、「落日」の4曲があらかじめ披露されています。これらの楽曲は、アルバムが正式にリリースされる前の特別な瞬間を捉えたものです。

このライブ・アルバムは、その音楽の質感が特徴的です。バックミュージシャンには、石川鷹彦が中心となり、アコースティックギターが基軸となっています。また、宅間久善によるマリンバやパーカッションも加わり、非常にアコースティックなサウンドで仕上げられています。このような環境において、さだの歌声はより際立ち、聴き手に深い感動をもたらしています。そして、アルバムの後半にあたるアンコール部分ではオーケストラも参加し、華やかな演出が行われています。

収録曲

アルバムは多くの楽曲から構成されており、各ディスクにはトークも交えながらの演奏が含まれています。以下が収録された楽曲の一覧です：

DISC 1

1. 山ざくらのうた
2. 僕にまかせてください
3. トーク(1)
4. 惜春
5. 飛梅
6. 桜散る
7. トーク(2)
8. 風の篝火
9. つゆのあとさき
10. トーク(3)その1
11. メンバー紹介「星に願いを」

DISC 2

1. トーク(3)その2
2. 最終案内
3. 虹の木
4. トーク(4)
5. 二千一夜
6. トーク(5)
7. 遍路
8. 吾亦紅
9. トーク(6)その1
10. 「無縁坂」

DISC 3

1. トーク(6)その2
2. 掌
3. 線香花火
4. 精霊流し
5. トーク(7)
6. 修二会
7. 落日
8. 天までとどけ（インストゥルメンタル）
9. 交響楽
10. トーク(8)
11. まほろば

このように『LIVE二千一夜』は、さだまさしの魅力と音楽の豊かさを存分に味わえる作品となっています。また参加ミュージシャンには、石川鷹彦をはじめ、安田裕美、田代耕一郎、宅間久善が名を連ね、彼らも一緒にこの特別なコンサートを盛り上げています。音楽の楽しさだけでなく、ライブならではの臨場感も感じられるこのアルバムは、ファンにとって一生の宝物となるでしょう。

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