LIXIL

株式会社LIXILの概要

株式会社LIXIL (英: LIXIL Corporation) は、建築材料や住宅設備機器を手掛ける企業で、日本国内においては最大手です。本社は東京都品川区にあり、住まいの豊かさを追求することを企業の理念としています。LIXILという名称は「住」を意味する「LIVING」と「生活」を意味する「LIFE」から創造された造語です。LIXILは、元々2010年に設立された初代法人があり、その後2011年に別の5社が統合する形で2代目法人が発足。その後さらに2020年には親会社と合併し、現在の3代目法人の形となりました。

企業理念と行動指針

LIXILの企業理念は「私たちは、優れた製品とサービスを通じて、世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献します。」というもので、この理念は同社の全ての活動の根底に存在します。また、LIXILは3つの行動指針として「正しいことを実行する (DO THE RIGHT THING)」、「リスペクトをもって協働する (WORK WITH RESPECT)」、「実験し、学ぶ (EXPERIMENT AND LEARN)」を掲げており、これらを企業文化に取り入れています。

初代法人からの歴史

初代法人の株式会社LIXILは、2010年に設立され、統合的な営業戦略を立案するために設立されました。初代社長には三洋電機の元社長である井植敏雅氏が就任し、企業の国際展開を進めました。2011年にはトステムを存続会社とした合併が行われ、INAX、新日軽、東洋エクステリア、LIXILの4社が統合され、新たに株式会社LIXIL（2代目）と名付けられました。これにより、商材ごとの事業子会社が機能別に統合され、効率化を図りました。その後も、事業法人の吸収・統合が続き、2020年には現在の形である株式会社LIXILとして再編が進められました。

ブランド戦略とショールームの再編

LIXILの製品は、「トステム」「INAX」「新日軽」「TOEX」「サンウエーブ」などのブランドを引き続き使用していますが、商品ロゴはLIXILのロゴとともに配されるコンポジットロゴマークが採用されています。ショールームは、初期の頃は各社別々に運営されていましたが、合併後は統合され、共同ショールームが開設されました。特に、2012年には「LIXILショールーム東京」がオープンし、広々としたスペースで多様な商品を体験できるとして話題を呼びました。

フランチャイズとボランタリーチェーンの再編

LIXILは住宅リフォームの市場においても多角的に展開を行っています。2012年、トステムやINAXなどのフランチャイズ、ボランタリーチェーンを統合し「LIXILリフォームネット」として、全体で9,400店舗を超える加盟店を有する国内最大規模のチェーンを形成しました。リフォームに挑む顧客へ、これまでのブランド名を継承しつつ多彩な選択肢を提供しています。

未来に向けた展望

株式会社LIXILは、今後も住生活の向上を目指し、新たな取り組みを続けていく方針です。2024年には、株式会社アイシンからシャワートイレ事業を取得する予定で、多様な製品をラインナップに加えることで、より一層の成長を図る考えです。 LIXILは、技術革新とブランドの強化を通じて、快適で持続可能な住生活を実現するために尽力し続けます。

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