LOOKサイクルインターナショナル

LOOKサイクルインターナショナルの概要

LOOKサイクルインターナショナルは、フランスのヌヴェールに本社を構える自転車及び自転車用品の製造会社です。自転車フレームやビンディングペダルなど、高品質な製品を提供し、特にカーボンフレームのパイオニア的存在として知られています。

成り立ちと歴史

会社は1951年に設立され、当初はスキー用品の製造を手掛けていました。1984年には業界初となるビンディングペダル「PP65」を発表し、著名なプロサイクリスト、ベルナール・イノーのツール・ド・フランス総合優勝に貢献。この商品は自転車の進化に大きく寄与しました。

その後、1986年からフルカーボンフレームの製造を開始し、1990年にはKG196モノコックが発売されます。この技術革新により、LOOKはロードバイクの分野で確固たる地位を築くこととなります。

2004年には、日本における総代理権を株式会社ユーロスポーツインテグレーションが取得。以降、日本国内の自転車市場への進出を加速させます。特にアテネオリンピックでは日本選手団がLOOK 496 Athenaフレームを使用し、男子チームスプリントで銀メダルを獲得しました。

自転車の実績

LOOKは自転車競技において数多くの実績を残しています。2000年からは3年連続でツール・ド・フランス山岳賞を受賞し、同年のブエルタ・ア・エスパーニャでは総合優勝も果たしました。これらの成功は、LOOKのフレームとペダルの性能の確かさを証明しています。

また、トラックレースにおいても2004年のアテネオリンピックで9個のメダルを獲得するなど、ロード・トラックの両分野で数多くの成果をあげており、信頼のブランドとして認識されています。

商品の革新

更にLOOKは、製品の革新を続けています。2005年には新型のLOOK KEOペダルを発売し、2009年にはその改良版であるLOOK KEO2 MAXを登場させました。2010年にはKEOブレードが発表され、性能はさらなる進化を遂げています。

2012年のロンドンオリンピックにおいては、L96トラックフレームが13個のメダルを獲得するなど、そのパフォーマンスの高さを示しました。また、2014年には795エアロライトを発売し、エアロロードバイクの新たなスタンダードを築きました。2018年には785 HUEZ RSという軽量のスーパークライミングバイクが人気を博し、2019年にはそのディスクブレーキモデルも登場しています。

まとめ

LOOKサイクルインターナショナルは、優れた商品技術と厳格な品質管理により、世界中のサイクリストから信頼されるブランドです。日本国内での活躍も目覚ましく、今後のさらなる展開が期待されています。LOOKの自転車は、競技者だけでなく、一般のサイクリストにも愛されるような製品を提供し続けています。

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