LOVE ADDICT (VAMPSの曲)

VAMPS - LOVE ADDICT: デビューシングルと結成の軌跡

「LOVE ADDICT」は、L'Arc〜en〜CielのHYDEとOblivion DustのK.A.Zによって結成されたロックユニット、VAMPSの記念すべき1枚目のシングルです。2008年7月2日にVAMPROSEからリリースされ、彼らの音楽活動の新たな幕開けを告げる作品となりました。

結成の背景

HYDEはソロ活動と並行して、K.A.Zと楽曲制作を行っていました。K.A.ZはHYDEのソロアルバム『FAITH』でコンポーザーとしても参加。HYDEはK.A.Zとの活動をユニットとして発展させることを提案し、VAMPSが誕生しました。HYDEは「これまでと同じように“HYDE”っていう名前でやるのはムリがあるかなって」と語り、K.A.Zも「HYDEのK.A.Zです、っていうのも、おかしい」と述べています。

インディーズレーベル設立

VAMPSは、インディーズレーベルVAMPROSEを設立。エイベックス・マーケティングが販売を担当し、2010年まで作品をリリースしました。

互いの才能に惹かれ合う

HYDEはK.A.Zの才能について、「彼の持ってる匂い？かな。誰しも持ってるものだけど、それが自分の肌に合うかどうか」と語り、K.A.ZもHYDEの楽曲について「その人のカラーがちゃんと出てるんですよ」と述べています。また、K.A.ZはHYDEからのオファーについて「自分を必要としてくれている人がいるということは、すごく嬉しいこと」と語っています。

LOVE ADDICT

表題曲「LOVE ADDICT」は、ポップなメロディが特徴的なロックンロールナンバー。HYDEは「VAMPSの一枚目にふさわしい曲を作ろうと思って。ライヴで盛り上がるキャッチーさの中に、ロックの荒々しさが残ってるのが条件でしたね」と語っています。ユニット名からゴシックテイストを連想されるのを避け、あえてオールドな雰囲気の楽曲に仕上げたとのことです。

TIME GOES BY

カップリング曲「TIME GOES BY」は、K.A.Zが作曲したロックナンバー。HYDEは「HYDEとVAMPSのちょうど中間な感じですよね。K.A.Zにないところと俺にあるところ、もちろん逆もあるんですけど、そこが上手くハマることが多いんですよ」と語っています。

豪華な制作陣

本作には、ベーシストとしてJu-ken、ドラマーとしてスコット・ギャレットが参加。ミキシング・エンジニアはジョシュ・ウィルバーが担当しました。

リリース形態とチャート成績

初回生産限定盤（CD＋DVD）と通常盤（CD）の2形態でリリース。初回盤にはミュージック・ビデオとメイキング映像が収録されたDVDが付属しています。2008年のオリコン年間インディーズシングルチャートで年間首位を獲得しました。

収録曲

1. LOVE ADDICT
2. TIME GOES BY

初回生産盤付属DVD

1. LOVE ADDICT (Music Video)
2. LOVE ADDICT -MAKING-

タイアップ

LOVE ADDICT: 日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』エンディングテーマ
TIME GOES BY: ジェムケリー「GEREZZA」CMソング

参加ミュージシャン

HYDE：Vocal
K.A.Z：Guitar, Programming
Ju-ken：Bass
Scott Garrett：Drums

収録アルバム

VAMPS
SEX BLOOD ROCK N' ROLL (LOVE ADDICT再録バージョン)

「LOVE ADDICT」は、VAMPSの原点であり、彼らの音楽性の多様性を示す作品です。結成の背景や楽曲制作の裏側を知ることで、VAMPSの魅力をより深く理解することができるでしょう。

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