LOVE SLAVE

LOVE SLAVE

1993年7月31日、GLAYのデモテープ『LOVE SLAVE』は、ライブハウス「神楽坂EXPLOSION」でファンに配布されました。音楽業界での成功への足掛かりを築くため、このデモテープはバンドにとって重要な一歩となったのです。

ジャケットデザイン

『LOVE SLAVE』のジャケットは、ボーカルのTERUによって手がけられました。彼のデザインセンスが詰まった美しいカバーは、ファンにとって非常に印象的であり、バンドのアイデンティティを感じさせるものです。このアートワークは、音楽だけでなくビジュアルの面でもGLAYの世界観を表現しています。

収録曲

このデモテープには、二つの重要なトラックが収録されています。

1. LOVE SLAVE (Hyper version)

最初の収録曲である「LOVE SLAVE (Hyper version)」は、もともと1991年にリリースされたデモテープ『Angelus Bell』にも収録されていた曲の再録バージョンです。この曲は、エネルギッシュなサウンドと感情豊かな歌詞で聴く者を惹きつけ、GLAYの早期のスタイルを象徴しています。特に、バンドが持つ鮮やかなメロディラインと切ない歌詞は、ファンにとっての心の琴線に触れる一曲となりました。

2. POISON (90 8 REC～)

続いて収録されている「POISON (90 8 REC～)」は、1990年に発表されたデモテープ『GLAY;1 POISON』からの音源です。このトラックは、そのオリジナルバージョンと同じく、再録はされておらず、当時のGLAYのサウンドが色濃く残されています。力強く、濃密なサウンドが特徴であり、バンドの魅力が引き立つ一曲です。

ファンとのつながり

『LOVE SLAVE』は、デモテープという形でファンとの距離を縮める手段でもありました。神楽坂EXPLOSIONでの配布は、観客とアーティストのつながりを深め、GLAYの音楽をより身近に感じさせるものでした。このような取り組みは、バンドの支持基盤作りにおいて重要でした。

まとめ

『LOVE SLAVE』は、GLAYの初期の重要な作品の一つであり、彼らの独自の音楽スタイルを示すものでした。ジャケットアートから収録曲に至るまで、デモテープにはバンドの初心と情熱が詰まっています。リリースから数十年が経過した今でも、ファンによって愛されるアイテムとして、その価値は色あせることがありません。

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