LUNAR ETERNAL BLUE

LUNAR エターナルブルー

『LUNAR エターナルブルー』は、1994年にゲームアーツから発売されたメガCD用ロールプレイングゲームです。LUNARシリーズの第2作として、前作のシステムを踏襲しつつ、より戦略的な戦闘と深みのある物語が展開されます。

ゲーム概要

本作は、魔法世界ルナを舞台に、考古学者の卵であるヒイロが、青き星から来た少女ルーシアと出会い、世界を危機から救うための冒険を繰り広げる物語です。オーソドックスなRPGでありながら、射程や移動距離といった「長さ」の概念を取り入れた戦略的な戦闘システムが特徴です。最終ボスを倒した後も物語は終わらず、新たなダンジョンを攻略することで真のエンディングにたどり着けるという、やり込み要素も満載です。

ストーリー

物語は、最後のドラゴンマスター・アレスの伝説が忘れ去られようとしている時代に始まります。アルテナ神団を名乗る教団がルナを支配しようとする中、青き星から来たルーシアが目覚めます。ヒイロは、遺跡調査中にルーシアと出会い、彼女が世界を救うために来たことを知ります。しかし、アルテナ神団はルーシアを魔王として捕らえようとし、ヒイロは彼女を守るために共に冒険に出ます。

旅の途中、ヒイロたちは、アルテナ神団の陰謀や、復活した魔法皇帝ガレオンの野望に立ち向かいます。そして、アルテナ神団の正体が、破壊神ゾファーの手先であることを知ります。ルーシアは、ゾファーを封印するために自身の力を使おうとしますが、その代償として世界が滅びることを知ります。苦悩の末、ルーシアはゾファーに取り込まれてしまいますが、ヒイロは諦めずにルーシアを救い出し、ゾファーを倒します。全てが終わった後、ルーシアは青き星へと帰り、ヒイロは彼女を追って星竜に認められ青き星へと旅立ちます。

登場キャラクター

ヒイロ: 本作の主人公。伝説を信じる考古学者の卵。ルーシアに惹かれ、彼女を守るために冒険する。
ルーシア: 青き星から来た謎の少女。世界を救うために目覚めるが、ゾファーに狙われる。ヒイロとの出会いを通して人間的な感情を育んでいく。
ルビィ: ヒイロの相棒である、ネコに羽が生えたような姿の正体不明の生き物。ヒイロのことが好きで、ルーシアに嫉妬する。
ロンファ: アルテナ神団の元神官。ヒイロのひたむきさに感銘を受け、共に旅立つ。
ジーン: キャラバンの踊り子。かつては暗殺拳の使い手だったが、過去を捨てて生きている。
レミーナ・オーサ: 魔法都市ヴェーンの現当主。損得勘定で物事を考えるが、根は優しい。
* レオ: アルテナ神団の幹部。ルーシアを捕えようとするが、神団の正体に疑問を抱き、ヒイロたちに協力する。

リメイク版

本作は、セガサターン版とPlayStation版でリメイクされています。リメイク版では、アニメーションの追加やシナリオの修正が行われ、より美しく、遊びやすくなっています。PlayStation版には、隠しダンジョンなどの追加要素も存在します。

リマスターコレクション

2025年4月18日には、本作と前作のリマスターを収録した『LUNAR リマスターコレクション』が発売予定です。美麗なグラフィックで、再びルナの世界を冒険できる日が楽しみです。

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