DOUBLEのジャズアルバム『Life is beautiful』:R&BとJAZZの融合
2004年11月24日、実力派
女性ヴォーカリストDOUBLEの
ジャズアルバム『Life is beautiful』がリリースされました。このアルバムは、R&BとJAZZを見事に融合させた、DOUBLEの音楽性を存分に見せる作品として高く評価されています。全10曲を収録した本作は、スリーブケース仕様で、さらに2005年度カレンダーとポストカードが封入されており、ファンにとって嬉しい特別仕様となっています。
多様な楽曲群:映画音楽カバーからオリジナルまで
『Life is beautiful』の魅力は、その楽曲の多様性にあります。まず注目すべきは、映画音楽のカバーの数々です。
マリリン・モンロー主演のミュージカル映画『
紳士は金髪がお好き』から「Bye Bye Baby」と「Diamonds Are A Girl's Best Friend」、そして
オードリー・ヘプバーン主演の『ティファニーで朝食を』の名曲「Moon River」といった、誰もが一度は耳にしたことのある名曲が、DOUBLEの洗練された歌声によって新たな魅力を放っています。
さらに、日本の音楽シーンを代表するアーティストとのコラボレーションも見逃せません。安全地帯の「
ワインレッドの心」(作詞:
井上陽水)は、DOUBLE独特の解釈によって、新たな魅力が加えられています。また、
ジャズスタンダードナンバーである「Lullaby Of Birdland」も収録されており、DOUBLEの
ジャズへの深い造詣が感じられます。
自身の楽曲では、『Crystal』収録の「BED」と「Sweet time」のセルフカバーも収録。 これらの楽曲は、DOUBLEの音楽的成長と探求心を感じさせます。そして、PlayStation 2用ゲームソフト『
ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』のエンディングテーマとして書き下ろされた「You Took My Heart Away」も収録されており、ゲームファンにもアピールする楽曲となっています。
豪華アーティストとの共演
『Life is beautiful』には、多くの実力派アーティストが参加しています。m-floとのコラボレーション楽曲「Life is beautiful/m-flo loves DOUBLE &
TOKU」は、このアルバム制作のきっかけとなった楽曲であり、アルバム全体の方向性を決定づけた重要な一曲です。そのほか、Frontpage Orchestra、
大野雄二、SOUIVE、
TOKUといった、それぞれの分野で活躍するアーティストとの共演により、アルバム全体に奥行きと広がりを与えています。
アルバムコンセプト:R&B feat. JAZZ
『Life is beautiful』は、“R&B feat. JAZZ”をコンセプトに制作されています。R&B特有のグルーヴ感と、JAZZの洗練されたサウンドが見事に融合しており、聴く者の心を深く揺さぶる、唯一無二の音楽体験を提供しています。
このアルバムは、DOUBLEの音楽的才能と表現力の高さを改めて示す傑作であり、
ジャズファンのみならず、幅広い音楽ファンに高く評価されています。DOUBLEの音楽世界を深く知りたい方、新しい
ジャズ体験を求める方にとって、必聴のアルバムと言えるでしょう。