Live TOMATO(ライブ・トマト)
「Live TOMATO」は、1986年から1993年まで
テレビ神奈川(TVK)で放送されていた
音楽番組です。この番組のタイトルにある「TOMATO」は、当時TVKで放送されていた「TOMATO」シリーズ(
ミュージックトマトや
ファンキートマトなど)から名付けられたものです。次番組は「Live y」で、これに引き継がれました。
番組の形式と特徴
「Live TOMATO」は、主に
ライブハウスやホールで開催されたコンサートの模様を
収録し、後日放送する形式を採用していました。特に、オープンしたばかりの「クラブチッタ川崎」が
収録会場として頻繁に利用されていました。この番組では、主にロック系の
邦楽ミュージシャンが出演し、テレビメディアにあまり登場しないアーティストが注目を集める場となりました。
番組の司会は平山雄一が務め、ミュージシャンへの
インタビューを行い、その様子が番組内で流されました。平山雄一の独特な進行と、アーティストとの対話は多くの視聴者に親しまれ、多彩な音楽シーンを紹介する場として機能しました。
ネットワークと放送
「Live TOMATO」は、他の地方局でも
番組販売の形式で放送されており、各局によって放送日時は異なっていました。多くの場合、放送には数週から数か月の遅れがあったため、地域によって視聴体験が異なることもありました。番組歴代のアーティストたちは、この独自のプラットフォームを通じて幅広いファン層にアプローチしていきました。
特別な収録と歴史
特筆すべきは、2015年に通販限定で発売された
TM NETWORK|TM_NETWORKの書籍BOX『TIME MACHINE BOX 1984 > 1994』に付属していたDVDです。このDVDには、1987年3月と1988年3月に「Live TOMATO」に出演した当時の映像が
収録されており、視聴者がこの番組の歴史に触れることができる貴重な資料となっています。
放送時間とアーティスト
「Live TOMATO」の放送時間は毎週木曜日の22:00から22:55まででした。この時間帯に多くの音楽ファンが集まって、さまざまなアーティストのパフォーマンスを楽しみました。番組には多くの
邦楽ミュージシャンが出演し、それぞれの音楽スタイルを生かした演出が行われ、視聴者を魅了しました。
まとめ
「Live TOMATO」は、日本の
音楽番組において特異な存在であり、今でも多くの音楽ファンの記憶に残る番組です。アーティストとファンの関係性を深める役割を果たすとともに、新たな才能を発掘する場としても機能していました。
テレビ神奈川が誇るこの番組は、音楽文化の発展に大きく貢献したと言えるでしょう。