Living with joy

アルバム『リビング・ウィズ・ジョイ』の詳細

高橋洋子の4枚目のオリジナルアルバム『リビング・ウィズ・ジョイ』は、1996年10月25日にキティエンタープライズからリリースされました。このアルバムは、前作『BEST PIECES』からわずか9ヶ月後に発表されたもので、オリジナルアルバムとしては『私をみつけて』以来、1年11ヶ月ぶりの作品となります。

アルバムの構成

本作には、新曲が3曲、これまでに発表されたシングル曲が2曲、シングルとカバー曲が1曲、さらにカバー曲が4曲、カバー曲としてアレンジされた曲が1曲収録されています。興味深いことに、このアルバムの収録曲の約半分がカバー曲で占められています。カバーの選定基準は、歌声にマッチしていることとアルバム全体のテーマに沿っていることでした。キャッチコピーは「愛に溢れたボーカルアルバム」であり、その名の通り多彩な楽曲が揃っています。

収録楽曲の解説

1. 「新しいシャツ」
このトラックは大貫妙子の楽曲をカバーしたもので、心温まるメロディーが印象的です。

2. 「Ooo baby baby」
アメリカのR&Bグループ、ザ・ミラクルズの楽曲に日本語の歌詞をつけて再構築した作品です。異国的なリズムと日本語の響きが融合し、新たな魅力を生み出しています。

3. 「Hello winter〜Do space men pass dead souls on their way to the moon?」
アート・ガーファンクルの曲を基にしたこのメドレーは、ハイチの民謡を取り入れた部分もあり、独特な雰囲気を醸し出しています。クリスマスソングでもあるこの楽曲は、「Hello winter」と「Do space men pass dead souls on their way to the moon?」が織り交ぜられており、印象深い曲調が特徴です。

4. 「つめたい部屋の世界地図」
井上陽水の楽曲をカバーし、寂しさを表現した美しいバラードです。

5. 「めぐり逢い」
カナダの作曲家アンドレ・ギャニオンによるピアノ曲に、日本語の歌詞を合わせた作品で、感動的なメロディーが聴く人の心に響きます。

6. 「シャンプー」
アン・ルイスの代表曲の一つであり、高橋洋子の新たな解釈が楽しめます。

7. 「Snowscape」
こちらもアンドレ・ギャニオンからの提供曲で、穏やかで幻想的なクリスマスソングです。

8. 「Fly me to the moon 〜Night In Indigo Blue Version〜」
ボーナストラックとして位置づけられ、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマのアレンジバージョン。元々はアルバムに収録する予定はありませんでしたが、全楽曲のレコーディング終了後に追加されることが決定しました。このバージョンでは、アーティスト名が自身の名義となっています。

参加ミュージシャンとスタッフ

アルバムには数々の優れたミュージシャンが参加しており、制作に携わったスタッフも多様な才能を発揮しています。楽曲ごとのコラボレーションが、さらなる魅力を引き出しています。

このように、『リビング・ウィズ・ジョイ』は高橋洋子の声が引き立つ多様な楽曲を楽しめるアルバムとなっております。ファンはもちろん、初めて聴く方にも喜んでもらえる内容になっています。

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