Longing 〜切望の夜〜

「Longing 〜切望の夜〜」

「Longing 〜切望の夜〜」は、日本のロックバンドX JAPANが1995年12月11日にリリースした12作目のシングルです。オーケストラの音色とバンドのボーカルを融合させたこの楽曲は、特に感情豊かな表現が特徴です。

背景とリリース

このシングルは当初、1995年9月1日のリリース予定でしたが、後に延期されました。興味深いことに、CDには当初のリリース日が印刷されています。前作「Longing 〜跡切れたmelody〜」の再構成として、オーケストラと音響効果、そしてアーティストのボーカルによって仕上げられています。収録されているトラックは、オーケストラとToshlの歌、インストゥルメンタル版、YOSHIKIの詩の朗読に分かれています。

『DAHLIA TOUR 1995-1996』では、YOSHIKIの英語による朗読が披露されるなど、当楽曲はライブパフォーマンスでも注目されました。また、YOSHIKIは2005年にソロアルバム『ETERNAL MELODY II』で「Longing」というタイトルのバージョンを発表し、さらに2017年にはX JAPANのサウンドトラック『WE ARE X オリジナル・サウンドトラック』にインストゥルメンタルの「Longing 〜Setsubo no Yoru〜」を収録しています。

ミュージック・ビデオ

「Longing 〜切望の夜〜」のミュージック・ビデオは未公開ですが、デヴィッド・リンチが監督を担当しました。1995年6月にYOSHIKIがリンチにデモテープを送ったところ、3週間後にリンチからの直筆の絵コンテが届くという流れがありました。撮影は1995年9月12日と13日の2日間行われ、場所はロサンゼルスの撮影スタジオとコヨーテ・ドライ・レイクです。この撮影には26時間を費やしています。リンチは前作のCMスポットも手がけるなど、方法論としても一貫したスタイルを持っています。

収録楽曲

このシングルCDは全3トラックで構成されており、それぞれの個別の曲名はありませんが、内容は以下のようになっています：
1. Longing 〜切望の夜〜 - 4:59
オーケストラの演奏とToshlのボーカルによる構成。
2. Longing 〜切望の夜〜 - 5:28
オーケストラ演奏だけのインストゥルメンタル。
3. Longing 〜切望の夜〜 - 4:57
オーケストラ演奏にYOSHIKIの詩朗読が加わったトラック。

「Longing 〜切望の夜〜」は、X JAPANの音楽の奥深さと、感情の強さを象徴する作品として、今なお多くのファンに愛されています。

もう一度検索