Love Is A Battlefield

Hi-STANDARD（ハイ・スタンダード）が2000年にリリースしたシングル「Love Is A Battlefield」（ラヴ・イズ・ア・バトルフィールド）は、パンク・ロック界に大きな足跡を残した作品です。このシングルは、リリース当時、オリコンの規定により、その扱いに特異な状況が生じました。

オリコンでは当時、「収録曲が4曲以上でタイトル曲が収録されていない作品はアルバム扱い」という規定が存在していました。「Love Is A Battlefield」は、この規定に該当したため、シングルとしてリリースされたにもかかわらず、オリコン上ではアルバムとして扱われることになったのです。この経緯は、オリコンのランキング情報誌「オリコン・ウィーク The Ichiban」にも明記されていました。

一方、プラネットという別のチャートでは、この作品はシングルとして扱われました。プラネットウィークリーシングルチャートでは初登場2位を獲得し、2000年度のプラネット年間シングルチャートでは37位にランクインするなど、高い評価を得ています。

「Love Is A Battlefield」の収録曲は以下の通りです。

1. This Is Love
作詞：横山健・難波章浩、作曲：Hi-STANDARD
2. My First Kiss
作詞：Hi-STANDARD・実川俊晴、作曲：実川俊晴
あんしんパパの「はじめてのチュウ」を英語でカバーした楽曲。曲の最後には日本語で「はじめてのチュウ」と歌う部分が特徴的です。
3. Catch A Wave
作詞：横山健・難波章浩、作曲：Hi-STANDARD
4. Can't Help Falling In Love
* エルヴィス・プレスリーのカバー。

このように、「Love Is A Battlefield」は、Hi-STANDARDのオリジナリティ溢れる楽曲と、意外性のあるカバー曲で構成されています。特に、「My First Kiss」は、国民的アニメソングをパンク・ロックアレンジでカバーしたことで、大きな話題を呼びました。オリコンでのアルバム扱いという特殊な状況にも関わらず、多くの音楽ファンに愛され、Hi-STANDARDの代表作の一つとして語り継がれています。

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