M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社（英: M&A Capital Partners Co.,Ltd.）は、日本のM&A（企業の合併・買収）市場において、中堅・中小企業を主な対象とする独立系のアドバイザリーおよび仲介サービスを提供する専門企業です。東京証券取引所のプライム市場に上場しており（証券コード: 6080）、国内のM&A仲介分野における有力なプレイヤーとして知られています。

事業の特徴

同社はM&A仲介を主要事業としており、そのサービスにはいくつかの際立った特徴があります。特に、M&Aの初期段階で発生しがちな着手金を無料とする方針を採用している点が挙げられます。これにより、企業経営者がM&Aという選択肢について、費用を気にせず気軽に検討を始められる環境を提供しています。また、各案件には専門知識を持つコンサルタントが専任で担当する体制を構築しており、顧客企業の個別の状況やニーズに応じたきめ細やかなサポートを実現しています。これらの取り組みを通じて、より多くの企業がM&Aを活用した経営戦略を検討できるよう、支援体制を整備しています。

グループ体制

M&Aキャピタルパートナーズは、グループ企業との連携により幅広いサービスを提供しています。株式会社レコフおよび株式会社レコフデータは、長年にわたり日本のM&A業界の発展に貢献してきた草分け的な存在です。これらの企業との経営統合により、M&Aに関する豊富な知見やデータ分析能力をグループ内に取り込み、サービスの質を高めています。さらに、企業再生の分野で強みを持つみらいエフピー株式会社がグループに加わったことで、事業承継や成長戦略としてのM&Aだけでなく、困難な状況にある企業の再生を目的としたM&A案件にも対応できるようになりました。グループ全体の専門性を組み合わせることで、多様なM&Aニーズに対して総合的なソリューションを提供できる体制を築いています。

沿革

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、2005年10月にM&A仲介業務を行う企業として設立されました。その後、事業拡大に伴い複数回本社を移転しました。2013年11月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2014年12月には市場第一部（現在のプライム市場）へ市場区分を変更しています。2016年10月には、M&A業界の歴史を牽引してきた株式会社レコフおよび株式会社レコフデータと経営統合を実施し、グループ体制を強化しました。2019年8月には株式会社みずほ銀行と事業承継ニーズへの支援強化に向けた業務提携契約を締結。2021年10月には、企業再生分野で実績を持つみらいエフピー株式会社がグループに加わりました。また同年10月には、M&A仲介業界の健全な発展を目指して設立された一般社団法人M&A仲介協会の設立に理事（現在は幹事会員）として参加しています。近年では、2022年12月に本社を東京都中央区八重洲の東京ミッドタウン八重洲内に移転するなど、さらなる事業展開に向けて拠点を強化しています。

事業拠点

現在の本社は、東京都中央区八重洲二丁目にある東京ミッドタウン八重洲内の八重洲セントラルタワー36階に位置しています。

その他の活動

同社は、M&Aに関する啓蒙活動や情報発信も行っており、代表取締役社長による書籍出版や、報道ステーション、ワールドビジネスサテライト、THE 事業承継といったテレビ番組へのスポンサー活動などを通じて情報を提供しています。また、公式ウェブサイトやソーシャルメディアも活用しています。

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