M55 203mm自走榴弾砲

M55 203mm自走榴弾砲は、1950年代にアメリカで開発された自走砲であり、M53 155mm自走カノン砲を基盤としています。この自走砲は、M47パットン戦車のコンポーネントを流用して製造されたことが特徴です。

M55の主な武装は、旋回角左右30°の203.2mm榴弾砲であり、10発の弾薬を搭載可能です。発射速度は1発あたり約2分で、最大射程距離は16,916mに達します。装甲は最大25mmとされています。

製造にあたっては、M53から大幅な設計変更が加えられています。エンジンは車体前方に搭載され、予備履帯は砲塔正面に格納されるなど、外観上の特徴にも変化が見られます。

M55はベトナム戦争に投入されましたが、その後アメリカ陸軍から退役しました。具体的な退役時期や、退役後の状況については詳細な情報が限られています。

参考文献
globalsecurity.org（2016年3月12日閲覧）
battletanks（2016年3月12日閲覧）
* 50megs.com（2016年3月12日閲覧）

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