MAXXIS

MAXXIS（マキシス）について

MAXXISは、台湾に本社を置く正新（チェンシン）ゴム工業が、1980年代末から1990年代初頭にかけてアメリカで立ち上げたタイヤブランドです。現在では、世界的なタイヤメーカーとして広く認知されています。

グローバル展開

MAXXISは、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、台湾、中国、タイ、日本、中近東・アフリカなど、世界10カ所に現地法人を構えています。製品は180以上の国と地域に供給されており、その生産拠点は台湾、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、インドなど19箇所に及んでいます。また、研究開発拠点も台湾、オランダ、アメリカ、中国の5箇所に設置しており、グローバルな視点での技術開発を進めています。2012年には、中国の上海拠点の隣接地に、テストコースを開設しました。

従業員数と売上

MAXXISグループの従業員数は25,000人以上であり、台湾に約4,000人、中国には特に厦門に複数の工場があり約10,000人、上海に5,000人、重慶、天津などに1,000人以上の従業員がいます。グループの売上高は過去十数年間で順調に増加を続け、2011年以降は世界第9位のタイヤメーカーとして、その地位を確立しています。

日本での展開

日本では、正新ゴム工業がMAXXISブランドを展開する他、CST（チェンシンタイヤ）ブランドでホンダ・スーパーカブの新車装着タイヤに採用されています。また、オートバックスなどでも手頃な価格で販売されています。

経営方針

MAXXISグループの経営方針は、「The Triple Three System of MAXXIS」と呼ばれ、グループ全体で共有されています。これは、100%の信用、100%の品質、100%のサービスを追求するというもので、顧客、従業員、製品、サービスに対する責任を明確にしています。

生産・研究開発拠点

生産拠点は、台湾に8箇所、中国に8箇所、タイに2箇所、ベトナムに1箇所（二輪車用タイヤ生産）の計19箇所。さらにインドネシアとインドに新工場を建設中で、2017年中の稼働開始を目指しています。研究開発拠点は、台湾（本社）、オランダ（Uden）、中国（上海、厦門）、アメリカ（アトランタ）の5箇所です。

品質認証と受賞

MAXXISは、ISO 9001、ISO 14001、Eマーク、TS 16949、QS 9000、DOTなど、数々の品質認証を取得しています。さらに、日本のTPM優秀賞を受賞するだけでなく、トヨタ、GM、フォードなどの大手自動車メーカーからもOEMパートナーとして表彰されています。

スポンサー活動

MAXXISは、グローバルとローカルの視点を組み合わせた「グローカル」な事業展開を重視し、プロスポーツのスポンサー活動にも力を入れています。野球ではニューヨーク・ヤンキース、ワシントン・ナショナルズ、ロサンゼルス・ドジャース、サッカーではリヴァプールFC、ハンブルガーSVなどのチームをサポートしています。モータースポーツでは、ブリティッシュドリフティングチーム、二輪のエンデューロ世界選手権にもスポンサーとして関わっています。

主な製品

MAXXISは、乗用車用タイヤ、オフロード用タイヤ、ATVタイヤ、ライトトラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、モーターサイクルタイヤ、自転車タイヤ、農業機械用タイヤ、産業車両用タイヤなど、幅広い分野のタイヤを製造しています。

主な乗用車用タイヤ
VICTRA MA-Z4S
VICTRA MA-Z1
MA-1
i-ECO

主な四駆用タイヤ
RAZR MT772
Creepy Crawler M8090
Trepador M8060
Bighorn MT-762

外部リンク

正新橡膠工業股份有限公司(中国語)
MAXXIS US(英語)
* MAXXIS INTERNATIONAL JAPAN

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