MBS SONG TOWN

MBS SONG TOWNについて

『MBS SONG TOWN』は、2015年4月から2018年3月にかけて、毎日放送（MBSテレビ）で放送されていた音楽バラエティ番組です。この番組では、様々な世代をターゲットに、昭和歌謡の魅力を深掘りしつつ、幅広いジャンルの音楽について語っていました。番組の司会は、毎日放送アナウンサーの福島暢啓が務め、レギュラー出演者としてフリーアナウンサーの角淳一、そして歌手でファッションモデルの三戸なつめが登場しました。

放送時間の変遷

放送スタート当初は、毎週[金曜日]]の深夜に放送されていましたが、2015年10月からは放送時間を遅らせて更新し、豪華な内容で視聴者を楽しませました。また、長崎放送]などの系列局でも放送が開始され、より広いリーチを誇りました。[[2016年からは、関西ローカル関連番組『三戸なつめのSONG STREET』とも連携し、さらに音楽の深みに迫る内容が展開されました。

番組のコンセプトと演出

『MBS SONG TOWN』は、架空の音楽の町「MBS SONG TOWN」を舞台に設定し、スタジオはその町の雰囲気を表現したラジオスタジオのようなデザインに仕上げられていました。出演者はその町の「住人」と位置づけられており、アーティスト系ゲストの演奏や即興コーラスなども定期的に開催され、視聴者に音楽の楽しさを提案しました。

プログラムの中での様々な企画も話題となり、例えば「テッパンSONG」ではレギュラー出演者たちが熱く楽曲について語り合う姿が印象的でした。また、U.K.による音楽のルーツに迫る「Roots〜昔の音は偉かった〜」や、三戸なつめの「MITO meets」といったロケ企画も視聴者を惹きつける要素でした。毎回異なるアーティストを招き、そのゲストの音楽的な背景や意外な側面を深掘りすることで、より個性的なエピソードが展開されました。

番組の進行と変化

番組の進行にはさまざまなアプローチがありました。2015年の初期には、リサーチ企画としての「GENERATION RESEARCH」も盛り込み、街頭インタビューをしながら視聴者の音楽に対する考えを引き出しました。2016年からは「音楽にまつわる『すきッ』」というテーマの下で、アーティストの趣味やライフスタイルに触れることが増え、より人間味あふれる内容に進化しました。しかし、福島の出演が2017年に終了し、後に三戸が中心となって進行することになったのも、視聴者にとって新鮮な変化の一つでした。

最終回とその後

2018年3月30日の放送をもって『MBS SONG TOWN』は終了しました。最終回では、3年間のダイジェスト映像が放送されるとともに、数々のアーティストによるスタジオライブも披露され、視聴者に感謝の気持ちを届けました。その後、角と三戸がMCを務める新番組『+ music』が始まり、新たな形で音楽の楽しさを提供し続けることになりました。

音楽の魅力を様々なアプローチで掘り下げた『MBS SONG TOWN』は、視聴者にとってただの音楽番組を超えた特別な存在だったといえるでしょう。

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