MBSナイトアングル

MBSナイトアングル

『MBSナイトアングル』は、2003年4月から2005年3月31日まで毎日放送ラジオ（MBSラジオ）で放送されていた報道番組です。この番組は「MBSニュースワイドアングル」の姉妹編として平日21:00から21:30に放送されていましたが、プロ野球シーズン中は「MBSタイガースナイター」終了後の30分間に放送形態が変わることがありました。

番組は大きく三つのコーナーに分かれており、最初はその日のニュースのまとめを行います。中盤は「トゥディズ・アングル」と題した特集を展開し、最後にはスポーツや天気に関する情報が提供されました。報道番組としての役割を果たしつつ、リスナーに新しい情報を届けることに重きを置いていました。

トゥディズ・アングル

このコーナーでは曜日ごとに異なるテーマを扱っていました。具体的には、月曜日は「エコノアングル」（経済情報）、火曜日は「週刊プレジデント」（インタビュアーは子守康範）、水曜日は「週刊お仕事図鑑」、木曜日は「木曜アングルレポート」、金曜日は「来週の予定」という構成になっています。放送開始当初は、火曜日が「アングルレポート」で、木曜日が「週刊プレジデント」でしたが、半年後に曜日が入れ替わり、水曜日のコーナーも「データアングル」から変更されました。

キャスター陣

番組のキャスターは時期によって変化しました。2003年4月から9月までは月曜日から水曜日を亀井希生、木曜日から金曜日を大月勇が担当。その後、2003年10月から2004年3月までは月曜日から水曜日が大月勇、木曜日から金曜日が大八木友之に代わりました。そして、最後の2004年4月から2005年3月までは、月曜日から火曜日が山中真、水曜日から金曜日が大八木友之が担当しました。キャスターの変更により、番組の雰囲気も変化し、リスナーに新たな視点を提供しました。

エピソード

この番組には印象的なエピソードも存在します。たとえば、プロ野球のシーズン中、阪神タイガースが勝った際には、オープニングセクションで球場とスタジオをつなげて試合を振り返る企画が行われました。他局が制作する試合であれば、ベンチリポート担当のアナウンサーが電話で参加することもありました。しかし、2003年シーズン中の亀井は名古屋出身で中日ドラゴンズのファンだったため、阪神-中日戦で阪神が勝利した際は、スタジオの女性アシスタントが盛り上がる中で、一言も発せず、場の空気が寂しくなることがあったと言われています。この微妙な状況がリスナーには想像できたことでしょう。

補足情報

『MBSナイトアングル』は、他のJRNラジオネットワークの一員として、『BATTLE TALK RADIO アクセス』の生放送を放送する予定を立てていたものの、契約が直前で破談し、ニュースは自社制作による最終版に変更することを余儀なくされ、最終的にこの番組が制作されることになりました。これにより、リスナーには魅力的な報道を提供しつつ、様々な感情やエピソードが生まれることとなったのです。

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