MBSミュージックマガジン

MBSミュージックマガジンの概要

MBSミュージックマガジンは、1977年から1982年の間、毎日放送（MBSラジオ）で放送された音楽ラジオ番組です。この番組は、ナイターオフ期間中の平日20時台に放送されており、当時の音楽シーンを牽引するアーティストたちがパーソナリティを務めました。

放送期間と歴史

1977年10月3日に初回が放送され、1982年4月2日まで続きました。毎年10月から翌年3月までの期間、ナイターがない平日に放送されるこの番組は、最初のタイトル『ミュージックマガジン1180』を経て、1978年度から『MBSミュージックマガジン』として親しまれるようになりました。番組は数年にわたり続き、その中で様々な企画が展開されました。

パーソナリティ陣の多様性

番組に登場したパーソナリティは年毎に豪華さが増し、当時のトップアーティストたちが名を連ねることとなりました。特に中島みゆきは金曜日のパーソナリティを4期連続で務め、その存在感を示しました。彼女の出演によって、1980年代初頭の音楽番組の新たなスタイルが築かれました。

また、中島の出演をきっかけに、後に有名なラジオ番組『中島みゆきのオールナイトニッポン』がスタートしたことも注目されます。

このように、MBSミュージックマガジンは数々の名アーティストを起用しながら、それぞれの個性が生かされたコーナーを展開しました。

放送スケジュールと各年度の特色

1977年度

初年度は、様々なジャンルのアーティストが多彩なテーマで放送を行いました。

• - 月曜: 奥山景三、大上留利子『フレッシュサウンド』
• - 火曜: 山本雄二、佐藤良子『ニューミュージックスペシャル』
• - 水曜: ばんばひろふみ、庄野真代『ヤング懐メロポップ』
• - 木曜: 小山乃里子、伊東正治『花のリクエスト決定版』
• - 金曜: 大塚善章、岡垣寿子『ミュージック・エバーグリーン』

1978年度から1981年度

この期間は、毎年パーソナリティが入れ替わることで新たな風を吹き込みました。特に1979年度には、中島みゆきが金曜パーソナリティを務めるなど、音楽の多様性が一層強調されました。

例えば、1980年度の月曜は桑名正博が中心となり、国際的な音楽の話題を提供。火曜には安部俊幸、吉田和代のユーモア溢れるトークコーナーが設けられました。

1981年度

最終年は新たなアーティストたちが登場し、リスナーの心を掴みました。

• - 月曜: さだまさし『中国の音楽と日本のフォークソングを比較』
• - 火曜: チャゲ&飛鳥『自分たちのライブシーンをラジオで再現』
• - 水曜: 桑田佳祐、原由子『ギター教室コーナー』

各週にわたる個性豊かなパーソナリティが、ファンを楽しませるためにさまざまな企画を展開し続けました。

終焉と影響

MBSミュージックマガジンは1982年に幕を閉じますが、その影響は今も色濃く残っています。日本の音楽ラジオ番組のスタイルに変革をもたらしたこの番組は、若いアーティストにとっても大きな夢の舞台となり、多くの音楽ファンに愛されていました。このような歴史を紡いできたMBSミュージックマガジンは、ラジオ番組の枠を超え、世代を超えた音楽の熱を今も伝えています。

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