MEGA☆ROCKS

MEGA☆ROCKS (メガ・ロックス)とは

Mega☆Rocksは、Date fmがかつて放送していた音楽番組から派生し、2004年から仙台市都心部のライブハウスやクラブが共同で開催している音楽イベントです。共通チケットで各会場を自由に巡ることができ、ロックを中心とした様々な音楽を楽しめます。

イベントの概要

このイベントは、新進気鋭のインディーズバンドや、メジャーデビューして間もないアーティストなど、若い才能が集まる「見本市」のような性格を持っています。秋には各地でライブサーキットが開催されますが、MEGA☆ROCKSもその重要な一環として定着しています。

チケット

現在、チケットは全会場・全時間帯で利用できる「ONEDAY PASS」のみです。以前は、15時以降に入場できる「EVENING PASS」もありましたが、2022年に廃止されました。「ONEDAY PASS」には、過去に時間限定枠があり、そこでは注目のアーティストが演奏することが多くありました。2017年まではパスカードを首から提げる形式でしたが、2018年からはリストバンド式に変更されました。

当日の流れ

各アーティストの出演時間は30分で、転換とリハーサルに30分が設けられています。毎時00分または30分にライブが開始され、出演者の登場時には独自のジングルが流れるのが恒例です。2011年以前は、Zepp Sendaiでオープニングライブが行われていましたが、閉館後はRensaやdarwinなどが先行スタートの会場となりました。2013年からはTOWER RECORDS仙台パルコ店が無料会場となり、チケットを持っていない人もライブを楽しめるようになりました。

ARABAKI ROCK FEST.との関係

MEGA☆ROCKSの制作を手がけるGIPは、東北最大級の春フェスであるARABAKI ROCK FEST.も開催しています。MEGA☆ROCKSでの動員などを参考に、翌年のARABAKI ROCK FEST.のブッキングが決まることもあり、出演者にとっては重要なアピールの場となっています。

地元アーティストの活躍

宮城県ゆかりのアーティストも多数出演し、地元の音楽シーンを盛り上げています。終演後には、仙台駅東口のライブハウスで後夜祭的なイベントが開催されることもあります。

イベント運営の変化

2022年までは、座席のある会場でアコースティックライブが行われ、幅広い年齢層の音楽ファンが楽しめる工夫がされていました。しかし、2023年からは会場の変更などにより、スタンディング形式のライブが中心となっています。

主なトピックス

2008年には、Date fm主催のSTARLIGHT EXPLOSIONとの関連イベント化が試みられました。
2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。
2022年には、Date fm開局40周年を記念して3年ぶりに開催されました。
2023年には、4年ぶりに制限なしでの開催となりました。

ブレイク前夜

MEGA☆ROCKSは、ブレイク前のアーティストが出演することでも知られています。過去には、現在ではアリーナや大型フェスで活躍するアーティストも出演しており、観客にとっては新たな才能を発掘する楽しみもあります。特に2017年の出演者たちの躍進は目覚ましく、「伝説の年」とされています。

会場

MEGA☆ROCKSは、仙台市中心部の複数のライブハウスを会場として使用しています。各会場のキャパシティや雰囲気が異なるため、様々な音楽体験ができます。

Rensa
darwin
MACANA
LIVE HOUSE enn2nd
LIVE HOUSE enn3rd
誰も知らない劇場
Space Zero
NEO BrotherZ

沿革

MEGA☆ROCKSは、2004年の初開催以来、様々な変遷を経て現在に至ります。開催時期の変更や、無料会場の設置、チケットシステムの変更など、時代に合わせて進化してきました。

近年の動向

2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、2022年に復活。2023年には制限なしでの開催となり、再び盛り上がりを見せています。2024年も開催され、新たな才能の発掘や、地元音楽シーンの活性化に貢献しています。

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