Rensa

Rensa（レンサ）

Rensaは宮城県仙台市青葉区一番町に位置するライブハウスで、TICビルの7階にあります。仙台の都心部にあるこの施設は、地元での音楽イベントを熱く盛り上げる役割を果たしてきました。

概要

Rensaは、仙台市のアーケード商店街「一番町四丁目商店街」に近接しており、仙台のライブハウスの中では当初、約1500人を収容できるZepp Sendaiに次ぐ規模としてオープンしましたが、そのZepp Sendaiが2012年に閉館した後は、仙台市最多の収容人数を誇る施設となりました。2016年に仙台PITが開店するまでは、Rensaが最大の会場でした。ここでは音楽ライブだけでなく、講演会や映画上映、文化イベントなど多様な催しが行われています。

Rensaは、ビルの所有会社である東一センタービルおよびイベント企画会社のジー・アイ・ピーによる共同出資によって運営されています。また、仙台市から「広域集客型産業立地促進助成金」の交付対象として認められています。

名称の由来

「レンサ」という名前は、TICビルが再開発される前の地域にあった飲食店街、通称「東一連鎖街」の名前に由来しています。この名称には、人々やアーティストのつながりを大切にし、そこから生まれる「幸せの連鎖」を育んでいきたいという思いが込められています。

沿革

Rensaの歴史は2009年12月10日のTICビル建設に始まります。2010年12月3日には、運営会社である株式会社レンサが設立され、翌年1月には仙台市から助成金を受けることが決定しました。その後、2011年4月8日に予定されていたオープニングイベントは、東日本大震災の影響で延期され、同年6月にZepp Sendaiで振り替え開催されました。しかし、その後の4月29日には震災復興をテーマにした無料イベントが行われ、地元アーティストたちが参加しました。

2012年3月11日には、震災から一年経過したことを受け、チャリティライブが開催されました。このイベントでは、東貴博や土田晃之といった出演者が登場し、震災の影響を乗り越えるためのメッセージを発信しました。

施設の詳細

Rensaの収容人数は、オールスタンディングで400〜700名、座席時は約250席を用意しています。また、全体の面積は728.12平方メートルで、ステージ部分は66.38平方メートル、客席部分は140.42平方メートルです。これらのスペースが、多様なイベントに対応できるよう設計されています。

アクセス

Rensaへのアクセスは非常に便利です。仙台市地下鉄南北線の勾当台公園駅からは南2出入口より徒歩2分の距離です。また、広瀬通駅からも徒歩6分、JR仙台駅の西口からは徒歩18分です。さらに、TICビルの8階には駐輪場も完備されており、自転車やバイクでの訪問も容易です。

Rensaは、仙台市の音楽イベントの一翼を担い、地域の文化活動を促進する重要な拠点として、これからも様々なジャンルのアーティストたちとともに新たな歴史を描き続けていくことでしょう。

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