MELTY BLOOD(メルティブラッド)
『MELTY BLOOD』は
2002年に誕生した
対戦型格闘ゲームおよびビジュアルノベルで、
同人サークル「
TYPE-MOON」と「渡辺製作所」が共同制作した作品です。元々はノベルゲーム『月姫』の世界観を元にしたゲームであり、タイトルは一般的に『メルブラ』と呼ばれています。シリーズは独自のキャラクターたちと特徴的なシステムを備え、徐々に進化を遂げてきました。
ゲームの概要
『MELTY BLOOD』の基盤となるストーリーは『月姫』から派生しており、キャラクターたちはその後の展開や新たな物語が描かれています。格闘要素に加え、ビジュアルノベル的な要素も含まれており、プレイヤーはシナリオ選択やキャラクター間の対話を通じて、物語の結末に影響を与えることができます。
対戦バランスの進化
ゲームの初期バージョンでは、特定のキャラクターに強力な技が集中していたため、対戦バランスが不安定でした。しかし、パッチや改良を重ねることで、
2005年にリリースされた『MELTY BLOOD Re・ACT FinalTuned』ではバランスが著しく改善され、プレイヤーは多様な戦略を立てられるようになりました。
キャラクターと声優
本作では、現在活躍中のプロ声優がキャスティングされ、各キャラクターには個性的な声が当てられています。特に『MELTY BLOOD Re・ACT』では全ての会話がフルボイス化され、プレイヤーはより没入感を得られました。後の作品では、リメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』に基づいて一部キャストが変更されています。
主要作品の紹介
1.
MELTY BLOOD Re・ACT(2004年) - 初作の後日談として、様々な新キャラクターが登場しました。
2.
MELTY BLOOD Act Cadenza(2005年) - 追加キャラクターと共にバランス調整が行われ、アーケードに移植されました。`
3.
MELTY BLOOD Actress Again(2008年) - 新たなシステムと多彩なキャラクターが追加され、対戦に新鮮さを加えました。
4.
MELTY BLOOD: TYPE LUMINA(2021年) - HD版として登場し、新たな戦闘システムが搭載されると共に、リメイク版『月姫』の前日譚を描いています。
戦闘システム
本作のシステムは唯のボタン操作に留まらず、プレイヤーが一つ一つの技や戦略を駆使し、自らの技術を試される要素があります。スピード感ある戦闘や、独自のマジックサーキットシステム、強力な必殺技、そしてプレイヤー戦略に依存する多様なスタイル選択が特徴です。これにより、極めて豊かな戦略性が生まれ、プレイヤーは毎回異なる体験を得ることができます。
キャラクターの多様性
『MELTY BLOOD』シリーズは、多様なキャラクターが登場することで知られ、多くのファンを惹きつけています。各キャラクターには独自のバックストーリーと技がそれぞれ用意されており、プレイヤーは自身に合ったキャラクターを選択できます。個々の特性を最大限に活かした戦略を立てることで、より深い楽しみが生まれます。
結論
『MELTY BLOOD』は、対戦型格闘の遊び方を進化させ、新たな物語を描くことで、格闘ゲームのジャンルにおいて重要な位置を築いてきた作品です。これからも、新しいプレイヤーを迎え続け、多くのファンの支持を受けることが期待されます。