MEMORIES 3 -Kahara Back to 1995-

『MEMORIES 3 -Kahara Back to 1995-』の概要

華原朋美による3作目のカバーアルバム『MEMORIES 3 -Kahara Back to 1995-』は、2015年12月2日にユニバーサルJからリリースされました。このアルバムは、前作『MEMORIES 1』と『MEMORIES 2』に続くカバーシリーズの第3弾であり、彼女のデビュー20周年を祝う特別な作品として位置づけられています。

アルバムコンセプト

『MEMORIES 3』のテーマは、1995年にリリースされたJ-POPの名曲を通じて、20年前にタイムトラベルするというものです。アルバムのサウンドプロデュースは、引き続き武部聡志が担当しており、デビュー当時の楽曲やスタイルを感じさせるダンスビートが魅力です。

オープニングを飾る「ズルい女」では、オリジナルアーティストであるシャ乱Qのリーダー・はたけがギターで参加しています。はたけは、これまでつんく♂以外のボーカリストが歌う作品に参加することを避けてきたが、華原のデモ音源を聴いて、つんくのスタイルを大切にしつつも新たな方向性を考える機会をもらったという思いを語っています。彼らはこの楽曲のミュージックビデオでも共演し、シャ乱Q「ズルい女」へのオマージュが込められた映像が展開されています。

他の収録曲とアーティストとの共演

本アルバムでは、「ら・ら・ら」においてオリジナルアーティストの大黒摩季がコーラスで参加するなど、華原朋美がファンであることが理由でコラボレーションが実現しています。また、他にも4曲の小室哲哉プロデュース楽曲を収録しており、「デビュー当時から好きだった曲を選びました。このアルバムを聴いて、みんながあの頃に戻れるといいな」と華原はコメントしています。

発売情報と売上

アルバムは、初回限定盤DVDとして「デビュー20周年記念LIVE」 at Billboard Live TOKYOのドキュメンタリーフィルムを含んでいます。また、売上枚数は5918枚となっています。このアルバムが彼女のユニバーサルミュージックでの最後の作品となり、その後シングル『君がそばで』がリリースされるまでは、新しいアルバムはリリースされませんでした。

華原朋美の音楽キャリアの中で、デビュー20周年を記念したこのアルバムは、彼女の音楽的ルーツを振り返りながら、リスナーに懐かしさを与える重要な作品といえます。

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