MERRY

MERRY（メリー）とは

MERRYは日本のロックバンドであり、ボーカルのガラをリーダーに持つ4人組です。彼らはオルタナティブなスタイルで知られ、そのスタンスは2001年に活動を開始した際から鮮明に現れています。活動の初期には、告知なしで行うシークレットライブという形でユニークなパフォーマンスを行い、話題を集めました。バンドの公式ファンクラブは『CORE』という名称です。

音楽の特徴

MERRYは、初期の頃から「哀愁歌謡」の要素を取り入れた楽曲を制作しており、そのレトロな音色は「レトロック」と呼ばれています。このスタイルは彼らの個性を象徴するものになっており、現在でもその要素は失われていません。しかし、活動年数を重ねるにつれて、パンクやハードロック、ハードコアといった様々なジャンルを取り入れ、音楽の幅を広げたことも特筆すべき点です。

ライヴの際には、ボーカルのお立ち台に本物の学級机が使われているのが特徴で、この机はオークションで3000円で落札された珍しいものです。

バンド名の由来

「MERRY」というバンド名は、メンバー全員による選定の結果生まれました。覚えやすいカタカナの単語を選び、音楽性に縛られない名前を目指した結果、『メリー』が選ばれました。この名前は、『メリーさんのひつじ』を連想させるもので、可愛らしさの中に不気味さを感じさせるギャップが、バンドのイメージと結びついています。2010年には、正式にバンド名が英語表記の「MERRY」に統一されました。

劇的なライブパフォーマンス

MERRYのパフォーマンスは、常に観客に強烈な印象を残すことを目指しており、ドラムのネロを除き、メンバーが言葉を発しないライブスタイルを採用していました。しかし、ある時観客が本当に引いてしまうことがあったため、一時期は静まり返った状態のライブが続いたこともありました。そんな中、楽曲『愛国行進曲』をきっかけに参加者と一体感が生まれ、徐々に盛り上がりを見せきました。

活動の変遷

MERRYは、2003年に1stアルバム『現代ストイック』をリリースし、その後も活動を続けてきました。しかし、2013年にはガラが椎間板ヘルニアでリハビリが必要になったため、一時的に活動を休止しました。その後もメンバー間にアクシデントが続きましたが、彼らは2016年に見事に復帰を果たしました。復帰後の演奏では、コルセット姿のガラも圧倒的な存在感を放ちながらパフォーマンスを行い、ファンの期待に応えました。

メンバー紹介

• - ガラ（Vocal）

- 群馬県出身で、独特なハスキーボイスの持ち主。ライブでは奇行も見せ、観客を飽きさせないパフォーマンスを展開しています。

• - 結生（Guitar）

- 愛媛県出身のギタリストで、バンドのほとんどの楽曲を作曲しています。バンド内でのハーモニー担当でもあり、多彩なギタープレイが魅力です。

• - ネロ（Drums）

- 埼玉県出身のドラムス担当で、熱血漢な性格が特徴。高速ドラムプレイで注目を集めます。

• - テツ（Bass）

- 愛知県出身のベーシストで、長身のイメージが強いです。過去には怪我に悩まされましたが、しっかりと復帰を果たしました。

まとめ

MERRYは、その独自のスタイルとパフォーマンスで日本のロックシーンに多大な影響を与えてきました。ライブのインパクトや多様な音楽スタイルがファンに愛され続けている理由でしょう。これからの活動にも注目が集まります。

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