MHIパワーエンジニアリング

MHIパワーエンジニアリング株式会社について

MHIパワーエンジニアリング株式会社（MHI Power Engineering Co., Ltd.）は、神奈川県横浜市に本社を置くエンジニアリング企業であり、三菱重工業の直系子会社として活動しています。2015年に三菱日立パワーシステムズエンジニアリングから独立し、専門的なエンジニアリング部門としてスタートしました。この新しい組織は、さまざまな工業プロジェクトに広範な技術支援を提供しています。

沿革

MHIパワーエンジニアリングは、2015年10月1日に設立され、初めはMHPSエンジニアリング株式会社という名称でした。その後、業務の範囲を拡大するために以下のような組織変更を行いました。2017年4月には原動機建設事業部が他の企業に移管され、翌年の2018年1月には環境・化学プラント事業部が分離されました。2020年には現在の社名である「MHIパワーエンジニアリング株式会社」に変更され、より明確に事業内容を示しています。

事務所と事業環境

本社は横浜市中区に位置し、横浜事業部や高砂事業部、長崎事業部など複数の関連会社があります。これにより、地域に密着したサービスの提供が可能です。また、茨城県や広島県にも事業所があり、そのネットワークを利用して多様なニーズに応えています。

事業内容

MHIパワーエンジニアリングは、新設されたプラントの基本計画、詳細設計、建設、さらには試運転などを手掛けています。また、既存プラントの改造工事や保全工事も行っており、アフターサービスにも力を入れています。特にメカトロニクスやファクトリーオートメーション、コンピュータ制御装置の設計製作など高い技術力を誇っています。さらに、試験設備の設計製作や構造解析、ITシステムの開発・設計など幅広い分野での技術コンサルティングも提供しています。

主な製品

同社の主要製品には、高精度3次元デジタルカメラ計測システム（PIXXIS）や床版打設順序検討プログラム、大型冷却塔設備などが含まれます。また、VPSA酸素発生装置など、先進的な技術を駆使した製品の開発にも注力しています。

社会的責任と評価

MHIパワーエンジニアリングは、環境への配慮も重視しており、いくつかの賞を受賞しています。具体的には、環境人づくり企業大賞や気候変動アクション環境大臣表彰などの受賞歴があります。さらに、県や市からも感謝状を受け、地域社会との連携を大事にしています。

所属団体

同社は一般社団法人日本機械学会の会員であり、かながわ森林再生パートナー及びかながわSDGsパートナーとしても活動しています。これにより、社会的な貢献を目指し、持続可能な発展に向けた取り組みも行っています。

MHIパワーエンジニアリングは、三菱重工業の一員として、確かな技術と信頼性で多様なプロジェクトに貢献し続けています。企業の成長だけでなく、持続可能な未来に向けた取り組みも進めていくでしょう。

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