MIKAMI

MIKAMI（ミカミ） - 日本のプロレスラー

MIKAMI（本名：三上 恭平、1973年12月28日生まれ）は、島根県浜田市出身の日本のプロレスラーです。彼はその独特な入場スタイルとして、脚立（ラダー）をトレードマークとしており、観客の記憶に強く残る存在です。

略歴

MIKAMIは中学時代には器械体操部に所属し、高校ではレスリングを通じて国体に出場するなど、まずはアスリートとしての基礎を固めました。1993年にユニバーサル・プロレスリングに入門し、同年にはみちのくプロレスに移籍したものの、一時的に退団。その後、1996年7月にはPWCに入団し、レフェリーを経験しながら1ヶ月後にプロレスデビューを果たします。

デビュー戦はPWCの最後の興行となった北沢タウンホール大会で行われました。その後、1997年にDDTプロレスリングのプレ旗揚げに参加し、正式な旗揚げ後も活躍を続けました。2000年にはプエルトリコに遠征し、IWAライトヘビー級王座を獲得し、以降5回の防衛に成功したことで「suicideboy」というニックネームがつけられました。

MIKAMIはその後、DDT内で小柄ながらも力強いファイトスタイルを発揮し、タッグチーム「Suicideboyz」を結成。これが長寿タッグチームとして現在も活動を続けています。2005年には、DDT内に軽量級選手を中心としたブランド「Cruiser's Game」を設立し、多様な活動を展開しました。

競馬に熱中しているMIKAMIは、メディアにも出演し、自身の競馬関連の活動で読者参加型の予想ゲームをブログで披露しています。また、横浜DeNAベイスターズの選手と同じ苗字であることから、ユニフォームを着用して登場することもあり、これが話題に。

2015年6月にはDDTを退団し、以降はフリーとして活動をに移行しました。様々な団体に参戦しながら、2016年1月には美月凛音と共にWEWタッグ王座を獲得し、また同年にはKAIENTAI DOJOに加入します。

ファイトスタイルの面では、彼はスワントーンボムやミッキーブーメランなど、独自性のある技を多数展開しており、これらの技は多くのレスラーに影響を与えています。特にスワントーンボムは、彼の代表的な技としてリング上での美しい空中姿勢が魅力です。

得意技

その技における多様性はMIKAMIの特徴の一つです。特に「スクールボーイ」はシンプルながらも彼自身が工夫を凝らし、数多くのバリエーションを生み出しています。また、「レイ・ミステリオの619に似たミッキーブーメランは、原型となる技であり、MIKAMIの独自の発展であることも知られています。」

さらに、彼の得意技には、450°スプラッシュや後方450度回転セントーンなどがあり、これらはプロレスの中でも特にスリリングな動きを見せるものです。また、彼は技の着想源を競走馬に結び付け、オルフェーヴルやデュランダルなど、他にはないオリジナルの技名を持つ例もあります。

脚立の使用

MIKAMIが試合中に使う脚立（ラダー）は、彼自身の私物であり、その使用は奥の手として位置づけられています。ラダーは単なる道具にとどまらず、試合のクライマックスでのサプライズ要素を持っています。彼の脚立は「アイアンマンヘビーメタル級王者」としても知られ、過去に数回その名を冠した試合が展開されています。

結論

MIKAMIは、日本のプロレスリング界において独特のスタイルとテクニックを持ったレスラーです。彼の活躍は今後も期待されており、その存在は多くのファンや後輩レスラーに大きな影響を与えることでしょう。

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