『MOANA LANI』(モアナ・ラニ)は、日本のシンガーソングライター、
杏里が
1992年6月24日にリリースした16枚目のオリジナルアルバムです。
フォーライフ・レコードから発売されました。
前作『NEUTRAL』(
1991年)から約1年ぶりのオリジナルアルバムであり、
杏里の音楽的な進化を示す作品として位置づけられています。
オリコンチャートでは、
1992年7月6日付で最高3位を獲得し、13週にわたってチャートイン。61.7万枚のセールスを記録する大ヒットとなりました。
杏里の代表作の一つとして、長く愛されています。
収録曲は以下の通りです。
1. PAPAYA PAPAIA
2. KOHOLA TAIL
3. 愛は誰のものでもなく
4. 最後のShooting Star
5. Surf Break HALEIWA
6. RETURN WITH LOVE
7. 夕なぎ
8. MOVE ME(Duet with Johnny Gill)
9. 週末だけのPARADISE
10. GIRLS IN SUMMER
11.
LANI -Heavenly Garden-
12. Dreaming
全曲の作曲をANRIが担当し、編曲は
小倉泰治が手掛けています。作詞は、RETURN WITH LOVEと週末だけのPARADISEをANRI自身が、MOVE MEを
リンダ・ヘンリックが担当し、その他の楽曲は
吉元由美が担当しています。特に
吉元由美とのコンビによる楽曲は、
杏里の音楽世界を彩る重要な要素となっています。
本作は、
杏里の持つ都会的で洗練されたイメージと、自然や愛をテーマにした歌詞が融合した、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。夏の海辺を舞台にしたような爽やかな曲調から、しっとりとしたバラードまで、幅広い音楽性が楽しめます。ジョニー・ギルとのデュエット曲「MOVE ME」は、
杏里の新たな魅力を引き出すとともに、国際的な音楽シーンへのアプローチを感じさせます。
『
WHAT's IN?』
1993年1月号では、本作について詳細なレビューが掲載されています。
『MOANA LANI』は、
杏里のキャリアの中でも重要な作品の一つであり、彼女の音楽性を深く理解するための必聴アルバムと言えるでしょう。