MODERN TIME (曲)

「MODERN TIME」について



「MODERN TIME」は、1986年3月21日にリリースされた吉川晃司の8枚目のシングルです。この楽曲は、吉川自身が作詞と作曲の両方を手掛けた初の作品でもあります。主題歌として起用されたのは、1984年から続く主演映画「民川裕司」三部作の完結編である『テイク・イット・イージー』です。このシングルは、同年にリリースされたアルバム『MODERN TIME』からカットされたものになります。

シングル盤とアルバム盤



「MODERN TIME」のシングル版とオリジナルのアルバム版には幾つかの相違点があります。シングル版では終盤にボーカルがリピートするアレンジが施されており、曲はフェードアウトで終了します。一方、アルバム版ではボーカルのリピートがなく、こちらもフェードアウトで曲が終わります。また、両バージョンの長さも異なっています。このように、シングルとアルバムではアレンジの違いを楽しむことができます。

さらに、シングル版とアルバム版とは別にロングバージョンの「MODERN TIME II」も存在し、これは映画『テイク・イット・イージー』のサウンドトラック盤『BOY'S NIGHT OUT -Soundtracks From TAKE IT EASY-』に収められています。

パフォーマンスとリリース



この楽曲は、吉川のSMSレコード時代の作品の中でも、ライブで演奏されることが少ない部類に入ります。しかし、2009年5月20日にリリースされたデビュー25周年企画の37枚目のシングル『傷だらけのダイヤモンド』には、ファンクラブ会員向けの非公式ライブにおける「MODERN TIME」の音源が収録されており、ライブ音源が初めてCDに収められました。

カップリングと収録アルバム



「MODERN TIME」のカップリング曲として「永遠のVELVET KISS」が収録されています。この楽曲は同映画の挿入歌にも起用されましたが、CD音源は映画のサウンドトラック盤や1988年に再発売された8センチCD盤、さらに限定販売のアルバム『B-SIDE+』にのみ収録され、入手が難しい状況です。

リリース歴



「MODERN TIME」は以下のアルバムに収録されています：

「永遠のVELVET KISS」も同様に、以下のアルバムに収録されています：

このように「MODERN TIME」は、吉川晃司の音楽キャリアにおいて重要な楽曲として多くのバージョンに渡って愛されています。

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