MONDO GROSSO

MONDO GROSSO（モンド・グロッソ）

MONDO GROSSOは、日本の音楽シーンで特異な存在感を放つ、大沢伸一によるソロプロジェクトです。バンド名はイタリア語で「大きな世界」という意味を表し、音楽の多様性を象徴しています。1991年に結成され、1993年にフォーライフ・レコードからデビューすることで一躍注目を集めました。その後、2006年までの間にバンドとしてさまざまな活動を行い、幅広い音楽ジャンルを取り入れた楽曲を発表してきました。

メンバー

主要メンバーである大沢伸一は、滋賀県出身の1967年生まれで、リーダーとしてベースを担当し、プロデューサーやDJとしても活動しています。他のメンバーは、フランス出身のラッパーB-BANDJ、東京都出身のキーボード担当吉澤はじめ、サクソフォン担当の中村雅人、サクソフォンとフルートの大塚英人がいますが、後に他のメンバーは脱退し、大沢が中心となるプロジェクトへと移行しました。

音楽スタイルと変遷

MONDO GROSSOの楽曲は主にクラブ・ミュージックを中心に、ジャズ、ソウル、ヒップホップ、ボサノヴァ、R&Bなど多岐にわたるスタイルが特徴です。特にデジタル音楽を基にしたハウスやブレイクビーツ、テクノの要素も加わり、リスナーに新しい音楽体験を提供しています。

初期の1991年に設立されたバンドは、Kyoto Jazz Massiveから派生し、構成メンバーの多様性を持ったグループとしてスタートしました。1993年にリリースされた1stアルバム『MONDO GROSSO』でメジャーデビューし、以後の作品も評価され、特に1995年にリリースされた『Born Free』を皮切りに、ヨーロッパツアーが行われるなど国際的な活動を展開しました。

しかし、1996年以降、他のメンバーが脱退した後は、大沢が中心となり、プロデュースやフィーチャリングを駆使した個人プロジェクトにシフトしました。それ以降多くのアーティストとコラボレーションし、リミックスや新曲の制作を続けています。1999年には、Sony Music Associated Recordsへ移籍し、大沢のプライベート・レーベルである

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