MUSIC FOR THE PEOPLE

V6のデビューシングル「MUSIC FOR THE PEOPLE」

「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、V6の初めてリリースされたシングルであり、1995年11月1日にavex traxから発表されました。この楽曲の成功は、V6の名声に大きく貢献し、ジャニーズグループの代表作の一つとして今でも親しまれています。

主な特長と影響

リリースされた年以降、フジテレビのバレーボールワールドカップで使用されるイメージソングは、ジャニーズ系のアイドルグループが担当するようになり、その流れは2019年まで続くことになります。本シングルには、特典として「V6 オリジナルメモ」が付属しており、ファンにとって特別なアイテムとなっています。

楽曲の作曲を手掛けたのは、有名なユーロビートミュージシャンであるデイブ・ロジャースで、彼自身も後にセルフカバーを行い、コンピレーションアルバム『SUPER EUROBEAT VOL.65』に収録されました。また、オリジナル曲はこのシングルでのみ聴くことができ、後のアルバムに収録される際にはリミックス版が多くなるため、特別な位置づけといえます。

楽曲の収録内容

このシングルには、2つの楽曲が収録されています。1曲目は「MUSIC FOR THE PEOPLE」（4:32）で、作詞は秋元康、作曲はGiancarlo PasquiniやSandro Olivaなどの国際的なアーティストが手掛けています。また、この曲はフジテレビ系のバレーボールワールドカップや『第26回春の高校バレー』のイメージソングとしても起用され、V6主演のドラマ『Vの炎』のオープニングテーマにもなっています。PVに使用されている音源はCD収録のものとはわずかに異なる点も面白いです。

次の曲、テーマ曲「Theme of Coming Century」（6:25）はComing Centuryが演奏し、作詞はJOHNNY.K、作曲はAndrea Leonardiが担当しています。これは長野博主演のANB系ドラマ『ハンサムマン』の主題歌としても知られています。

売上と人気

2022年4月17日時点での本シングルの累計売上は約52.8万枚に達しており、V6のシングル作品の中でも『愛なんだ』に次いで売上トップとなっています。このような記録は、彼らの音楽の魅力がいかに多くの人々に受け入れられているかを示す証拠となります。

アルバムへの収録

「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、1stオリジナルアルバム『SINCE 1995 〜 FOREVER』や、1stベストアルバム『Very best』、さらには3rdベストアルバム『SUPER Very best』にも収録されていますが、これらのアルバムに収められているのはリミックスバージョンやメドレー形式での収録です。

また、「Theme of Coming Century」も同様に、複数のベストアルバムに収録されており、時代を超えてファンに愛されています。特に『Very6 BEST』の初回盤には、シングルバージョンの収録もあり、ファンには嬉しいアイテムとなっています。

映像作品とライブパフォーマンス

この曲はまた、多くの音楽映像作品にも収められています。特に「LIVE FOR THE PEOPLE」や「Film V6 -CLIPS and more-」など、V6のパフォーマンスを楽しむための貴重な資料としてファンにとって重宝されています。ライブパフォーマンスを通じて、V6のエネルギッシュな音楽が存分に味わえます。

「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、V6の歴史における重要な洋楽シングルであり、今後も多くのファンに親しまれることでしょう。

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