MY LITTLE RED BOOK (マイ・リトル・レッド・ブック)
MOON CHILDの2枚目の
アルバム『MY LITTLE RED BOOK』は、その名の通り「赤」と「革命」をテーマにした作品です。
アルバム全体を通して、そのコンセプトが色濃く反映されています。
この
アルバムは、MOON CHILDの音楽性をさらに深化させた作品として位置づけられます。ジャケット写真では、ボーカルの
佐々木収が赤い本を抱えており、このビジュアルイメージも
アルバムのテーマを象徴しています。初回生産限定盤には、プラケースとステッカーが特典として付属していました。
楽曲について
アルバムに収録されている楽曲の中には、「赤」を連想させる歌詞が散りばめられており、
アルバム全体のテーマをより強く印象づけています。また、
シングルとしてリリースされた楽曲も、
アルバム用にアレンジされたバージョンで収録されています。
特に注目すべきは、8th
シングルとして発売された『requiem for the man of nomad』が、当初この
アルバムに収録される予定だったという点です。レコーディングも完了していましたが、最終的には見送られ、
1999年発売のベスト
アルバム『
Treasures of MOON CHILD 〜THE BEST OF MOON CHILD〜』に「RED BOOK version」として収録されました。このバージョンは、
アルバムのコンセプトに合わせた特別なアレンジが施されており、ファンにとっては必聴のトラックです。
収録曲の詳細
アルバムには、以下の楽曲が収録されています。
1. WILD CHERRY
2. 選ばれた場所
4th
シングル候補でしたが、協議の結果「微熱」が
シングルとなりました。
3. アネモネ
6th
シングル。
4. ストロベリーアイスクリームソーダ
5. ポータブルロック
6. ララバイ
7. prelude
「ESCAPE」の前座となるインストゥルメンタル曲。
8. ESCAPE
5th
シングル。
9. 微熱 (album mix)
4th
シングル。
10. ひぐらしと少年
11.
Hallelujah in the snow (album version)
7th
シングル。イントロとアウトロが長くなっています。
12. WILD CHERRY (reprise)
演奏メンバー
この
アルバムの制作には、以下のメンバーが参加しています。
佐々木収:Vocal, Harp, Guitar, Background Vocals
渡邊崇尉:Bass, Background Vocals
樫山圭:Drums, Percussion, Background Vocals
秋山浩徳:Guitars, Background Vocals
浦清英:All Keyboards & Recorder (#1.3-7.10.11.12)
今井裕:Keyboards (#8.9), Percussion (#9)
成田昭彦:Percussion (#10)
太田守:Percussion (#11)
これらのメンバーによって、
アルバムのサウンドは非常に多彩で深みのあるものとなっています。
『MY LITTLE RED BOOK』は、MOON CHILDの音楽性を多角的に楽しめる作品であり、彼らのファンにとっては必須の
アルバムと言えるでしょう。