清春の通算6枚目にあたるオリジナル
アルバム、『madrigal of decadence』(マドリガル・オブ・デカダンス)は、
2009年に発表された作品です。この
アルバムは、ファンに向けて特別な仕様で届けられ、初回限定盤A、初回限定盤B、そして通常盤の合計3種類がリリースされました。
リリース形態と特徴
初回限定盤Aは、B5サイズという大型の豪華な52ページのフォトブックレットが付属し、特殊なパッケージに収められています。ビジュアル面を重視したコレクターズアイテムとしての位置づけが強い形態です。一方、初回限定盤Bには特典DVDが付属し、スリーブケース仕様となっています。映像特典によって、より多角的に作品世界を楽しむことができる内容です。通常盤はCDのみのシンプルな構成となっています。
収録曲について
本作品に収録されている
シングル楽曲は、すべて
アルバムバージョンとして再収録されています。特に「darlene」は、
シングルとして発表された際と比較して、楽曲の構成が大きく変更されているのが特徴です。公式な曲目リストには16曲の記載がありますが、実際には17曲が収録されています。リスト上の5曲目にあたる部分には曲名が記載されておらず、シークレットトラックのような扱いになっています。
購入者特典
本作の初回出荷分には、全3形態の中からいずれかを購入した応募者全員に『madrigal of decadence』のオリジナルグッズがプレゼントされる応募券が封入されていました。さらに、応募者の中から抽選で300名に、
2009年7月31日に
LIQUIDROOM ebisuで開催されたリリース記念のプレミアムライブの模様を収めた貴重なDVDが贈られました。
参加ミュージシャン
アルバムのサウンドは、多数の著名なミュージシャンによって支えられています。プログラミングとギターは三代堅氏が全曲で担当しており、サウンドの核を担っています。ギタリストとしては、中村佳嗣氏、
佐藤タイジ氏、峰正典氏が参加し、楽曲に多様な彩りを加えています。また、
土屋公平氏がM-13でギターソロを担当しています。ベースは
沖山優司氏、ドラムスはひぐちしょうこ氏、有松 "MASUO" 益男氏、國分建臣氏が参加し、強固なリズムセクションを構築しています。
Programing & Guitar: 三代堅 (全曲)
Guitar: 中村佳嗣 (M-2, 8, 10, 11, 12, 13),
佐藤タイジ (M-2, 12), 峰正典 (M-3, 16, 17)
Guitar solo: 土屋公平 (M-13)
Bass: 沖山優司 (M-2, 4, 6, 8, 9, 10, 11, 13, 14, 15, 16, 17)
*
Drums: ひぐちしょうこ (M-2, 8, 10, 11, 13, 14), 有松 "MASUO" 益男 (M-4, 6, 15, 16), 國分建臣 (M-9)
店舗別購入特典
本作のリリースに際して、特定の店舗では独自の購入特典企画が実施されました。
ライカエジソン ドットコム ラフォーレ原宿店
2009年7月29日から8月2日までの期間、対象店舗にて
アルバムいずれかの形態を購入した方に抽選券が配布され、8月2日に抽選会が実施されました。賞品には
清春本人とのMeet&Greet権、愛用私物、JustinDavisとのコラボキーホルダー、直筆サイン入りアイテム(パネル、ポスター)、オリジナルメッセージDVD、特製ポストカードセットなど、豪華なアイテムが多数用意されました。参加賞としてフォトステッカーも配布されました。
ラフォーレ原宿
2009年7月29日以降、ラフォーレ原宿館内の対象店舗で3000円以上の買い物をした方に、「
清春 DAY」記念抽選券が配布されました。こちらの抽選会では、TOUR'09『madrigal of decadence』のライブ招待券(SHIBUYA-AX公演)、8月2日にラフォーレミュージアムで行われたイベント招待券、
清春の愛用私物、JustinDavisコラボキーホルダー、サイン入り「
DARLENE」CD、サイン入りポスター、特製ポストカードセットなどが賞品として提供されました。こちらも参加賞はフォトステッカーでした。
これらの多様なリリース形態や特典展開は、当時の
清春の活動における本作の重要性を示すとともに、ファンにとって魅力的な企画であったと言えるでしょう。様々なアプローチで作品世界を楽しむことができる
アルバムです。