Man & Woman/My Painting

MY LITTLE LOVERの音楽活動は、1995年5月1日にリリースされたデビューシングル『Man & Woman／My Painting』から幕を開けました。「Man & Woman」と「My Painting」の2曲を収めたこの両A面シングルは、彼らの鮮烈な登場を印象付けた作品です。

シングルに収録された楽曲は、いずれも小林武史が作詞・作曲・編曲を手がけています。発表当時の作詞者クレジットは「KATE」名義でしたが、編曲はMY LITTLE LOVERと小林武史の連名です。「Man & Woman」には小林武史と山本拓夫による管編曲が、「My Painting」には小林武史と桑野聖による弦編曲が加えられています。また、コーラスにはes sistersが参加しました。両A面ながらも、主にテレビ番組などで披露されたのは「Man & Woman」でした。

リリース直後はオリコン48位でのスタートでしたが、その後着実にセールスを伸ばし、発売から9週間でトップ10入りを果たしました。結果としてミリオンに迫る大ヒットを記録し、デビューシングルとしては異例の成功を収めました。この成功により、MY LITTLE LOVERは瞬く間に広く認知される存在となりました。

両A面として、収録された両楽曲のためにミュージックビデオが制作されました。シングルのジャケット写真もこれらのビデオのシーンから採用されており、表面は「Man & Woman」から、裏面は「My Painting」からのワンカットが使用されています。

発売時に使用された作詞者名義「KATE」は、「Kenji Akko Takeshi Ensemble」の略称です。これは、女性が作詞したイメージを出すために小林武史が考案した名義でしたが、実際の作詞は小林武史が単独で行っていました。そのため、ファーストアルバム『evergreen』に収録される際に、クレジットは小林武史の単独名義へと変更されました。

『Man & Woman』と『My Painting』のオリジナルバージョンは、ファーストアルバム『evergreen』に収録されています。「Man & Woman」は、『singles』『akko』『Best Collection』といった後のベストアルバムにも収録されています。さらに、『evergreen+』には両曲のリミックスバージョンが収められています。

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