Maniac (アルバム)

『maniac』 - globeの11枚目のフルアルバム

2006年にリリースされた『maniac』は、globeにとって11枚目となるフルアルバムであり、彼らのフルアルバムとしては最後の作品です。このアルバムは特別なもので、オリジナルアルバムとしては、1995年から2000年の間の楽曲を収めたベスト盤『CRUISE RECORD 1995-2000』以来、2枚組のリリースとなっています。

アルバムの構成

『maniac』は、DISC 1とDISC 2の二つのディスクで構成されています。DISC 1には全て新曲が収められており、全トラックの作詞・作曲・編曲を小室哲哉が手掛けています。彼の音楽的才能が存分に発揮されたこのディスクには、以下の楽曲が含まれています。

• - Soldier: marcによるラップが特徴的なこの曲は、ニベア花王のCMソングやNTTドコモのプリインストールソングとしても知られています。シングルとしてのリリースが予定されていましたが、最終的には叶わなかった経緯があります。

• - Please don't give up: marcと小室哲哉の共作による作品です。

• - Why Why tell me Why: KEIKOの歌詞とmarcのラップが融合した楽曲。

• - from the beginning: NTTドコモの着メロとしても使用されていたこの曲は、リニューアルされて収録されました。

• - Appreciate など、全ての楽曲には小室のオリジナルなアプローチが見られます。

DISC 2は、メンバー個々のソロプロジェクトに焦点が当てられており、以下の内容で構成されています。

• - Judgement (Band Version)およびLOST (Band Version): 両曲ともバンドアレンジで新たに生まれ変わっています。

• - cosmic dream (Short Edit)と1000 Lights (French Version): これらはメンバーのユニット245による楽曲で、アレンジが異なるバージョンで収録されています。

• - Reason (LA Updated Mix): KEIKOが歌うこの曲は、映画『恋愛中のベイビー』の主題歌です。

• - HUMANRACE: フジテレビのテーマソングとしても使用され、日本テレビのスポーツ番組や映画のイメージソングとしても親しまれています。

クレジット

このアルバムの制作には小室哲哉が中心となり、様々な才能が集結しました。シンセサイザーやキーボード、インストゥルメンタルはすべて小室が担当し、その他にも多くのミュージシャンが参加しています。

さらに、収録曲のマスタリングは前田康二が行い、アルバム全体の仕上げに貢献しています。

このように『maniac』は、単なる音楽作品に留まらず、globeの音楽の集大成とも言える一枚です。多様な音楽スタイルとメンバー自身の個性が融合した本作は、ファンにとっての大切な宝物とも言えるでしょう。

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