Microsoft Office Live Meeting
Microsoft Office Live Meeting（マイクロソフト オフィス ライブ ミーティング）は、マイクロソフトがかつて提供していたクラウドベースの企業向けWeb会議サービスです。Microsoft Business Productivity Online Suiteの一部として提供されていました。
Live Meetingは、音声や映像を組み合わせたリアルタイムな会議や、資料を共有しながらのプレゼンテーションを可能にするサービスでした。ユーザーは仮想的な会議室を作成し、参加者をメールなどで招待することで会議を実施できました。会議室には発表者と参加者がおり、発表者のみが資料のアップロードや画面共有などの操作を行えました。
会議を行うには、Live Meetingコンソールと呼ばれる専用のクライアントソフトウェアが必要でした。また、Outlook用のアドインをインストールすることで、Outlookの予定調整機能を利用して会議の予定を他のユーザーに通知することもできました。
Live Meetingは、元々2002年にマイクロソフトが買収したWeb会議ホスティングサービス提供会社PlaceWareの技術を基に開発されました。マイクロソフトがそれまで提供していたNetMeetingの後継技術として位置づけられました。
2003年9月15日にリリースされたこのバージョンは、Office製品に組み込まれた初のWeb会議サービスでした。会議参加者は同時にプレゼンテーションを閲覧したり、ドキュメントを共同編集することができました。また、音声会議サービスが統合され、音声通話も同時に行えるようになりました。Outlook 2003やMSN Messengerとの連携機能も実装されました。
アメリカでは2005年3月11日、日本では2005年11月1日にリリースされました。Word 2003、Excel 2003、PowerPoint 2003など、多くのOfficeアプリケーションからLive Meetingが利用可能になりました。さらに、複数の場所にあるOutlookのカレンダーを同期する機能や、会議をオフラインでスケジュールする機能がアドインとして提供されました。また、オンラインイベントを管理するためのLive Meeting Event Servicesも提供されました。
2007年11月1日にリリースされたこのバージョンでは、ライブWebカメラやVoIPへの対応が強化され、よりリアルな音声と映像による会議が可能になりました。クライアントソフトウェアは、社内設置型のOffice Communications Server 2007と統合されました。また、360度視野の会議用Webカメラ「Microsoft RoundTable」を会議室に設置することで、複数グループ間でのWeb会議も可能になりました。会議の録画機能も搭載されました。
2008年11月17日には、Microsoft Business Productivity Online Suite（BPOS）の一部として、Microsoft Online Servicesの製品としても位置づけられるようになり、ユーザー管理がBPOSに統合されました。
Live Meetingは2017年12月31日にサービスを終了し、後継サービスであるLync Onlineへと移行しました。
Microsoft Online Services
Microsoft Office Communications Server
Microsoft Office Communications Online
Microsoft NetMeeting
Microsoft RoundTable
クラウドコンピューティング
* Software as a Service (SaaS)
概要
Live Meetingは、音声や映像を組み合わせたリアルタイムな会議や、資料を共有しながらのプレゼンテーションを可能にするサービスでした。ユーザーは仮想的な会議室を作成し、参加者をメールなどで招待することで会議を実施できました。会議室には発表者と参加者がおり、発表者のみが資料のアップロードや画面共有などの操作を行えました。
会議を行うには、Live Meetingコンソールと呼ばれる専用のクライアントソフトウェアが必要でした。また、Outlook用のアドインをインストールすることで、Outlookの予定調整機能を利用して会議の予定を他のユーザーに通知することもできました。
歴史
Live Meetingは、元々2002年にマイクロソフトが買収したWeb会議ホスティングサービス提供会社PlaceWareの技術を基に開発されました。マイクロソフトがそれまで提供していたNetMeetingの後継技術として位置づけられました。
Microsoft Office Live Meeting 2003
2003年9月15日にリリースされたこのバージョンは、Office製品に組み込まれた初のWeb会議サービスでした。会議参加者は同時にプレゼンテーションを閲覧したり、ドキュメントを共同編集することができました。また、音声会議サービスが統合され、音声通話も同時に行えるようになりました。Outlook 2003やMSN Messengerとの連携機能も実装されました。
Microsoft Office Live Meeting 2005
アメリカでは2005年3月11日、日本では2005年11月1日にリリースされました。Word 2003、Excel 2003、PowerPoint 2003など、多くのOfficeアプリケーションからLive Meetingが利用可能になりました。さらに、複数の場所にあるOutlookのカレンダーを同期する機能や、会議をオフラインでスケジュールする機能がアドインとして提供されました。また、オンラインイベントを管理するためのLive Meeting Event Servicesも提供されました。
Microsoft Office Live Meeting 2007
2007年11月1日にリリースされたこのバージョンでは、ライブWebカメラやVoIPへの対応が強化され、よりリアルな音声と映像による会議が可能になりました。クライアントソフトウェアは、社内設置型のOffice Communications Server 2007と統合されました。また、360度視野の会議用Webカメラ「Microsoft RoundTable」を会議室に設置することで、複数グループ間でのWeb会議も可能になりました。会議の録画機能も搭載されました。
2008年11月17日には、Microsoft Business Productivity Online Suite（BPOS）の一部として、Microsoft Online Servicesの製品としても位置づけられるようになり、ユーザー管理がBPOSに統合されました。
Live Meetingは2017年12月31日にサービスを終了し、後継サービスであるLync Onlineへと移行しました。
関連事項
Microsoft Online Services
Microsoft Office Communications Server
Microsoft Office Communications Online
Microsoft NetMeeting
Microsoft RoundTable
クラウドコンピューティング
* Software as a Service (SaaS)
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