Minecraft: Bedrock Edition

Minecraft: Bedrock Edition（統合版）

『Minecraft: Bedrock Edition』は、2017年9月20日に正式リリースされた『Minecraft』のエディションです。Android、iOS、Windows 10/11、Xbox One、Nintendo Switch、PlayStation 4|PlayStation_4/5など、幅広いプラットフォームに対応しています。Java版と並び、Minecraftの世界を代表するエディションの一つです。

概要

Bedrock Editionは、元々「Minecraft: Pocket Edition」（PE版）として開発されたものをベースに、Windows 10やコンソール、モバイルなど、様々なプラットフォーム向けに統合したものです。ゲーム内容はJava版とほぼ同じで、ブロックで構成された世界でサバイバル、建築、探検などを楽しむことができます。ただし、内部のプログラミング言語はJavaではなくC++で記述されています。

ゲーム内容

Bedrock Editionは、Java版と同様にオープンワールドゲームであり、明確なクリア条件は存在しません。プレイヤーは自由に世界を探索し、ブロックを破壊・収集してアイテムや新しいブロックを作成できます。モンスターとの戦闘や建物の建設も可能です。クラフトシステムはJava版とは異なり、アイコンとボタンを用いた直感的な操作が特徴です。

ゲームモード

Bedrock Editionには、以下の5つのゲームモードがあります。

サバイバルモード: 体力やアイテム数が限られた状態で、資源を収集し、敵を倒しながら生き残るモード。
クリエイティブモード: 体力やアイテム数に制限がなく、自由にブロックを配置して建築を楽しめるモード。
アドベンチャーモード: サバイバルモードに似ていますが、ブロックの破壊や設置に制限があります。
観戦者モード: ブロックを透過して世界を自由に観察できるモード。ブロックの破壊や設置はできません。
ハードコアモード: サバイバルモードよりも難易度が高く、一度死亡するとリスポーンできません。

カスタマイズ

Bedrock Editionのカスタマイズは、Java版に比べて制限があります。Modの導入はできませんが、アドオンを使用することで、テクスチャやスキンを変更したり、コンテンツを追加したりできます。アドオンはマーケットプレイスで購入できるほか、自作も可能です。しかし、Java版ほどの自由度はありません。

開発の歴史

Bedrock Editionは、元々Sony Ericsson Xperia Play専用として開発され、2011年8月16日に無料体験版がリリースされました。その後、AndroidやiOS向けにPocket Editionとして展開され、様々なプラットフォームに移植されました。

2011年10月7日: Android版「Minecraft: Pocket Edition」公開
2011年11月17日: iOS版「Minecraft: Pocket Edition」発売
2017年9月20日: 「ベター・トゥギャザー・アップデート」により、クロスプラットフォームプレイが可能になり、正式に「Bedrock Edition」と呼ばれるようになる

開発当初、iOSがJavaをサポートしていなかったため、C++で記述されました。開発者は、Java版とのマルチプレイを最終目標として、定期的なアップデートを実施しています。

評価

Bedrock Editionは、Java版に比べて評価が低い傾向があります。一部のレビューでは、Java版にあった機能が削除されていることや、コントロールシステムの違いなどが指摘されています。一方で、ゲームモードやグラフィック、マルチプレイモードは高く評価されています。

売上

Bedrock Editionは、モバイル版を中心に高い販売数を記録しています。2015年1月には、PE版の販売数が3000万本を突破し、Java版やXbox版の販売数を上回りました。

まとめ

Minecraft: Bedrock Editionは、様々なプラットフォームでMinecraftを楽しめるエディションです。Java版とは異なる特徴を持ちますが、クロスプラットフォームプレイを通じて、多くのプレイヤーと繋がることができます。

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