Mr.Children 2011-2015:30周年を飾る、2枚組ベストアルバム
2022年5月11日、日本の国民的バンド
Mr.Childrenのメジャーデビュー30周年を記念したベストアルバム『
Mr.Children 2011-2015』がリリースされました。2枚組CDで構成されており、DISC 1は2011年から2015年にかけて発表された楽曲を、最新の技術でリマスタリングしたスタジオ音源を収録。DISC 2は、1992年から2000年までのライブ音源から選りすぐりの13曲を収録した「LIVE盤」として、過去の名曲たちが鮮やかに蘇ります。
DISC 1:STUDIO盤
DISC 1は、30周年という節目を迎えた
Mr.Childrenの充実した活動を反映した選曲となっています。2011年から2015年の
シングル、アルバム収録曲を網羅しており、彼らの音楽性の進化と深化を鮮やかに捉えています。ただし、3rd配信限定
シングル『かぞえうた』は未収録となっており、18thアルバム『REFLECTION』からの収録楽曲は、同時発売のベストアルバム『
Mr.Children 2015-2021 & NOW』と合わせて聴くことで、より完全な
Mr.Childrenの軌跡を辿ることができます。マスタリングは、世界的エンジニアのギャビン・ラーセンが担当しており、サウンドクオリティにも一切の妥協がありません。
DISC 2:LIVE盤
DISC 2では、『
Mr.Children 30th giving 1』と題し、過去のライブ音源から厳選された13曲が収録されています。選曲はスタッフがアーティストのキャリアを彩ってきた名曲を考慮し、バンドの歴史と進化を垣間見れる選曲となっています。マスタリングには、内田孝弘(FLAIR MASTERING WORKS)が参加。ライブの臨場感とエネルギーを余すことなく再現した、聴き応えのある内容となっています。
多様な形態と豪華特典
本作は、初回生産限定盤(2CD+
DVD)と通常盤(2CD)の2形態で発売されました。初回生産限定盤には、メンバー4人の貴重なトークや過去のライブ映像を収録したドキュメンタリー
DVD『
Mr.Children -THEN-』が付属。さらに、初回生産限定盤と通常盤初回プレス分には、スペシャルコンテンツを視聴できるシリアルナンバーが封入されています。また、購入店舗によって異なる先着特典も用意されるなど、ファンへの感謝の気持ちが感じられる充実した内容となっています。
DVDの監督は、稲垣哲朗(KITE)が担当。
アートワークと仕掛け
アートディレクターは
森本千絵が担当し、ジャケット写真は瀧本幹也が撮影。人と人が抱き合い、音楽を通して一体となる様子を美しく表現しています。
森本千絵は、このジャケット写真について「
コロナ禍を経て再び出会った男女が、音楽と共に生きていく姿」とコメントしており、同時発売のアルバム『
Mr.Children 2015-2021 & NOW』のスリーブケースと並べると「エントランスタワー」が完成するという仕掛けも隠されています。このタワーは、30周年ツアー『半世紀へのエントランス』のオープニング映像にも使用されており、アルバム全体のコンセプトを象徴する重要な要素となっています。
30周年ツアーとの連動
アルバム発売前後には、全国6会場12公演の大規模ドーム・スタジアムツアー『
Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス』が開催され、約60万人を動員しました。ツアータイトルに込められた「半世紀へのエントランス」という言葉には、30周年を通過点として、50周年を見据えるバンドの強い意志が感じられます。このツアーのオープニング映像には、アルバムジャケットをモチーフとした「エントランス映像」が使用され、アルバムとツアーが密接に連携したプロモーション展開が行われました。
チャート成績
『
Mr.Children 2011-2015』は、発売初週に約18.5万枚を売り上げ、
オリコン週間アルバムチャートと
Billboard JAPAN週間総合アルバムチャートで共に2位を獲得しました。同時発売された『
Mr.Children 2015-2021 & NOW』が1位を獲得したため、両チャートで1位と2位を独占するという快挙を達成。これは、
Mr.Children自身にとっても約10年ぶり3度目、
オリコン史上初の快挙となりました。
収録楽曲
アルバムには、数々のヒット
シングルや話題のCMソング、映画主題歌など、
Mr.Childrenの代表曲が多数収録されています。DISC 1には、2011年から2015年の
シングル曲やアルバム収録曲が網羅され、DISC 2には、過去のライブ音源から選りすぐりの13曲が収録。それぞれの楽曲に込められたメッセージ、そして
Mr.Childrenの音楽史を凝縮した作品となっています。
まとめ
『
Mr.Children 2011-2015』は、単なるベストアルバムにとどまらず、30周年という節目を迎え、さらなる高みを目指す
Mr.Childrenの軌跡と未来への展望を感じさせる、まさに集大成と言える作品です。豪華な特典やアートワーク、そして30周年ツアーとの連動など、ファンを魅了する要素が満載の作品となっています。