Mr.Children REFLECTION｛Live&Film｝

Mr.Children REFLECTION {Live & Film}：ツアーの熱気とドキュメンタリーが凝縮された映像作品

2015年12月16日に発売されたMr.Childrenの映像作品『Mr.Children REFLECTION {Live & Film}』は、DVD3枚組、Blu-ray Disc2枚組の豪華仕様で、2つの貴重な映像を収録しています。一つは、2015年に行われたライブツアー『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』の最終公演、さいたまスーパーアリーナ公演の模様を収めたライブビデオです。もう一つは、同年2月に公開されたライブドキュメンタリー映画『Mr.Children REFLECTION』です。

ライブビデオ：ツアーファイナルの熱狂を再び

ライブビデオでは、18thアルバム『REFLECTION』発売前のツアーファイナルの興奮が鮮やかに蘇ります。このライブはスカパー!での生中継やライブビューイングとは異なる、特別な映像となっています。
特に注目すべきは、キーボード＆コーラスのSUNNYが約8年半ぶりにツアーサポートに復帰したこと、そして、約8年ぶりに全曲が原曲キーで演奏されたことです。長年待ち望んだファンにとって、この事実だけでも感涙ものです。

セットリストは、ライブ初披露となる「fantasy」や「WALTZ」をはじめ、ファンに人気の楽曲が満載です。「ロックンロールは生きている」では、桜井和寿さんが最後までギターを演奏し続け、大サビ前の間奏がアレンジされています。「旅人」では歌詞の一部が変更され、「fanfare」は原曲キーでの演奏が約5年半ぶりに実現しました。「HANABI」はライブツアー初となるオリジナルバージョンでの演奏で、さらに「口がすべって」は6年ぶりの披露と、貴重なパフォーマンスが次々と繰り広げられています。
アンコールでは「Everything (It's you)」、「エソラ」、「Marshmallow day」に加え、最終公演限定で披露された「Starting Over」が収録されています。そして、生中継で歌詞を間違えてしまった「未完」は、音声を差し替えることで修正されています。

ドキュメンタリー映画：Mr.Childrenの素顔に迫る

ドキュメンタリー映画では、ライブの舞台裏やメンバーの素顔に迫り、Mr.Childrenの音楽に対する情熱や人間性が深く伝わってきます。
ライブ映像では見られない、メンバーのインタビューやオフショットが多数収録されており、より深くMr.Childrenの世界観を理解する事ができます。「旅人」は、約17年半ぶりの演奏という貴重なパフォーマンスが収められています。
サポートメンバーのSUNNYさんが参加する楽曲から、モノクロ映像で構成される楽曲パートもあり、多様な演出が観る者の心を掴みます。特にファンクラブ会員による人気投票で1位を獲得した「口笛」は、原曲アレンジによる演奏で、Sunnyさんの演奏はこの曲で幕を閉じます。そして、ほぼ『Mr.Children CONCERT TOUR POPSAURUS 2001』と同様のアレンジで演奏される「独り言」は、曲の途中からエンディングへと自然と繋がっていきます。

まとめ

『Mr.Children REFLECTION {Live & Film}』は、ライブの熱狂とドキュメンタリー映画による感動が融合した、まさにファン必携の作品と言えるでしょう。ツアーの興奮を再び味わいたい方、Mr.Childrenをより深く知りたい方、どちらも満足できる内容となっています。 ライブ初披露や、長年演奏されていなかった楽曲の復活など、多くの驚きと感動が詰まったこの作品は、何度見ても新しい発見があるでしょう。Mr.Childrenの音楽史における重要な一枚と言えるでしょう。

もう一度検索