My Prelude

アルバム『My Prelude』について

松田聖子の44枚目となるオリジナル・アルバム『My Prelude』は、2010年5月26日にユニバーサルシグマからリリースされました。このアルバムは、彼女の長い音楽キャリアの中でも特に注目すべき一枚といえるでしょう。発売当日は、Sony Recordsからのシングルボックスセット『Seiko Matsuda Single Collection 30th Anniversary Box 〜The voice of a Queen〜』や、過去にリリースされたオリジナル・アルバムが再発され、聖子ファンにとって特別な日となりました。

音楽的背景

『My Prelude』では、松田自身がプロデュースを担当し、彼女の独自の音楽性が表現されています。特に『Baby's Breath』や『My pure melody』に続くこれらの楽曲は、聖子の歌声に加え、John Reevesや小倉良が作曲にかかわることで、多様な音楽スタイルを感じることができます。オリコン週間アルバムチャートでは4位を記録し、前回のチャート入りからは5年を経て、またトップ5に返り咲くという見事な結果を収めました。

収録曲

このアルバムには、バラエティ豊かな楽曲が収められています。例えば、オープニングトラックの「Into the mirror world」や、「You are my ideal」といった楽曲は聴く者に強い印象を与えます。また、「いくつの夜明けを数えたら」は、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』の主題歌としても知られています。この曲を通じて、ドラマとの結びつきを感じられるのも魅力の一つです。

アルバムの中でも注目すべきは「30th Party」です。これは、2000年にリリースされた『20th Party』に似た趣向を持ち、彼女の過去の楽曲からのフレーズやテーマが散りばめられています。小倉良が作曲を手掛けており、聖子の音楽の進化と深化を感じることができます。

参加ミュージシャン

本作には様々な才能あるミュージシャンが参加しています。松田聖子自身によるプロデュースに加え、サウンドプロデュースは小倉良が行い、録音やミキシングには佐藤康夫が関与しています。ボーカル録音は園田恭平により行われ、マスタリングは下樽修によって行われました。これらの専門家の協力が、アルバム全体のクオリティを高めています。

まとめ

『My Prelude』は松田聖子の音楽的成長を実感できる作品として、ファンにとって忘れられないアルバムです。また、その多様性ある収録曲からは、自身のアイデンティティを探求し続ける彼女の姿勢が伺えます。音楽シーンにおける彼女の存在感は、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。

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