Nスタ新潟

『Nスタ新潟』（エヌスタにいがた）とは

『Nスタ新潟』は、新潟県を放送対象地域とするテレビ局、新潟放送（BSNテレビ）が制作・放送していたローカル報道・情報番組です。2010年3月29日にその歴史を開始し、2016年3月25日までの約6年間にわたり、新潟の夕方の顔として県内のニュースや暮らしに役立つ情報を県民に届けました。この番組は、TBSテレビが全国向けに放送していた夕方のニュース番組『Nスタ』のローカルパートとして位置づけられており、全国ニュースに続いて県内独自の情報を伝える構成がとられていました。

番組の沿革と名称

番組は、それまでBSNテレビで放送されていた夕方ワイド番組『THE NEWS 新潟』の後を受けてスタートしました。放送開始当初から、公式サイト上での番組名は一貫して『Nスタ新潟』と表記されていましたが、テレビ画面上での番組タイトル表示は途中で変更されています。具体的には、2012年3月26日からは『Nスタにいがた』というひらがな表記に変更され、より親しみやすい呼称が使われるようになりました。その後、2016年3月25日をもって番組は終了し、翌週の2016年3月28日からは新たな夕方のローカルニュース番組『BSN NEWS ゆうなび』へとその役割を引き継ぎました。

放送時間と構成

『Nスタ新潟』の放送時間は、時期によって若干の変更がありましたが、基本的に平日の夕方帯、おおむね15時台後半または16時台後半から19時までの枠で放送されていました。この時間帯の中に、キー局であるTBSテレビから送られる全国ニュース『Nスタ』を内包する形がとられていました。

番組が終了した2016年3月時点での放送時間は以下の通りでした。
月曜 - 金曜：15時53分 - 19時00分
このうち、15時53分から18時15分まではTBS発の『Nスタ』が放送されていました。TBSからの全国パートは、時期によって『Nスタ ニュースワイド』（15:53 - 17:50）と『Nスタ ニューズアイ』（17:50 - 18:15）という二部構成になっていたこともあります。

また、『Nスタ新潟』のメイン放送開始時刻に先立ち、短い予告番組である『もうすぐNスタ新潟』が別途放送されていました。こちらも時期によって放送開始時刻が変動しており、例えば15時47分から3分間や、15時50分から3分間といった形で本編への導入として機能していました。

出演者

番組の「顔」となるニュースキャスターやリポーターは、主にBSNアナウンサーが務めました。番組終了が近づいた時期には、工藤淳之介アナウンサーや田中美紗貴アナウンサーがメインキャスターとして情報を伝えていました。

また、番組の歴史の中で関わったキャスター陣には、實石あづさ氏、米澤和代氏、門脇瑛子氏、新保真徳氏といった面々が名を連ねています。彼らが日々のニュースや取材内容を伝え、番組を支えました。

協賛と関連番組

『Nスタ新潟』は、新潟県を代表する地元紙である新潟日報社が番組の協賛を務めていました。新潟日報社は、過去に放送されていた『BSNニュースワイド』をはじめとする、長年にわたるBSNテレビの夕方ニュース番組において、協賛や制作協力という形で深く関わってきており、『Nスタ新潟』もこの伝統を引き継ぐ形でした。

また、同時期にBSNテレビで放送されていた夕方の情報番組として、『消費生活バラエティ 金曜パラダイス』や、さらに以前の『イブニング王国!NEWS』などがあり、これらも夕方帯におけるBSNの番組ラインナップを構成していました。

『Nスタ新潟』は、約6年間の放送期間を通じて、新潟県内の様々な出来事や生活情報を県民に伝える重要な役割を果たし、夕方の情報ワイド番組として多くの視聴者に親しまれました。

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