Nゼロ

Nゼロ（エヌゼロ）とは

Nゼロは、2010年5月に東京都北区赤羽で誕生したアイドルプロジェクト、およびそのグループです。株式会社カンドウに所属し、「資金ゼロから紅白を目指す赤羽出身の自給自足アイドル」をコンセプトに活動しています。

プロジェクトの始まり

プロジェクトの発端は、2009年末に林家ペー・パー子夫妻がカンドウ社員と三軒茶屋で飲んでいた際の一言でした。「赤羽って、AKBNですね」という言葉がきっかけとなり、AKBN 0（後のNゼロ）が誕生しました。

2010年5月1日に「AKBN 0」としてプロジェクトがスタートし、メンバー募集を開始。グループ名は、出身地である「赤羽」のローマ字表記と、キャッチフレーズの「0」を組み合わせたものです。当初は林家夫妻が応援団長を務めていましたが、後にガッツ石松が2代目応援団長に就任しました。

活動の特徴

Nゼロは、予算0円、所属タレント0人からのスタートという「自給自足」のスタイルを重視しています。メンバーはライブやイベント、CD販売などを通じて活動資金を捻出。「会って、話せて、打ち合わせができる募金アイドル」として、ファンとの距離の近さを大切にしています。

ライブ会場は固定されておらず、王子、池尻大橋、三軒茶屋、渋谷、池袋、秋葉原、上野、幕張など、様々な場所で公演を行っています。2014年からは秋葉原の「AKIBAドラッグ&カフェ」で定期公演も開催していました。

ステージでの立ち位置は、メンバーの売り上げ順で決定されます。貯まった資金に応じて段階的な目標を設定し、最終目標である紅白歌合戦出場を目指しています。紅白出場を果たした際には、グループは解散するというコンセプトも特徴的です。

メンバーの脱退理由も包み隠さず発表される点も、Nゼロのドキュメンタリー的な側面を強調しています。運営側は「Nゼロは紅白出場までのドキュメンタリーであり、メンバーの脱退に関する事は最重要事案」というスタンスを明確にしています。

活動目標の変遷

Nゼロは、資金の蓄積に応じて以下の目標を段階的にクリアしてきました。

200万円貯まったらCDデビュー（2011年5月4日クリア）
300万円貯まったら北区赤羽会館でコンサート（2011年5月21日クリア）
1,500万円貯まったら日本青年館大ホールでコンサート（2013年7月14日クリア）

その他、中野サンプラザ、日本武道館、さいたまスーパーアリーナ、東京ドームでのコンサート開催も目標として掲げています。

その他の特徴

所属メンバーにはミドルネームが付与される。
メンバーの居住地は赤羽に限定されない。
ファンのことは「クライアント様」と呼ぶ。
在籍3年未満の脱退は「中退」と呼ぶ。
最初は見習いとして活動を始め、試練をクリアすると正規メンバーになれる。

主な出来事

2010年5月1日：AKBN 0としてプロジェクトスタート
2010年8月13日：代々木公園野外ステージでデビューライブ
2012年8月13日：Nゼロ（元AKBN 0）に改名
2013年9月25日：5thシングル「ドギマギFirst Love」がオリコン週間ランキング9位を獲得
2014年1月16日：1stアルバム「First 0（ラブ）」を発売
2014年12月31日：7thシングル「だから！Don't say it」がオリコンデイリーチャート1位を獲得

Nゼロは、現在も紅白歌合戦出場という最終目標に向けて活動を続けています。

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