N43°

TEAM NACS FILMS『N43°』

TEAM NACS FILMS『N43°』は、人気劇団TEAM NACSのメンバーがそれぞれ監督と脚本を担当したショートムービーのオムニバス形式の作品です。この映画は、2008年11月に日本全国9都市で上映ツアーが行われ、25,000人以上の観客を動員しました。また、2009年2月21日には、札幌シネマフロンティアや他の劇場で公開され、同年9月25日にはDVDとしてリリースされました。

概要と背景

『N43°』は、TEAM NACSの故郷である北海道をテーマにしており、彼らの思いを込めた5つの短編映画から構成されています。それぞれの作品では、メンバーの個性やユーモアが際立っており、各監督が手がけた異なる視点からの物語が展開されます。

各話の概要は以下のとおりです。

頑張れ！鹿子ブルブルズ！

この作品は、TEAM NACSの全メンバーが揃って登場する唯一の話です。監督は大泉洋が務め、TEAM NACSのメンバーがそのまま役名として登場します。物語は、彼らが情熱を持って挑戦する姿を描いています。

神居のじいちゃん

旭川市の神居古潭を舞台にしたこのエピソードは、音尾琢真が監督を担当しました。地元の風景と共に、キャラクターたちが織りなす心温まるストーリーが展開されます。

部屋クリーン

実写と2Dアニメーションが融合したこの作品は、戸次重幸が監督を担当し、片付けをテーマにしたユニークなビジュアルが特徴です。音尾琢真演じる「散らかしさん」と戸次重幸が演じる「片付けさん」の対立が描かれ、コミカルな要素が盛り込まれています。

ヤスダッタ3D

この作品では、すべてのキャラクターが「安田」という姓で揃えられており、安田顕が監督・脚本を手がけました。安田顕自身が主演し、サブキャラクターも「安田」姓の人々で構成されているのがユニークです。

AFTER

2058年の未来を舞台にしたこのエピソードでは、TEAM NACSが復活し、特別な公演を行うシーンが描かれています。森崎博之が監督を務め、大泉洋や他のメンバーが年配のキャラクターとして出演し、時の移り変わりを感じさせます。

スタッフと製作

このオムニバス作品の制作には、多くのスタッフが関わっています。脚本・監督はTEAM NACSのメンバー5人がそれぞれ手掛け、製作は鈴井貴之と畠中達郎が担当。音楽は本間昭光が手掛けており、撮影や編集、メイクなど多岐にわたるスタッフの協力によって完成されました。

DVDリリース

2009年9月25日にはDVDが発売され、アミューズソフトエンタテインメントからリリースされました。これにより、より多くのファンがこの作品を楽しむことができるようになりました。

TEAM NACS FILMS『N43°』は、彼らの故郷・北海道をテーマにしながら、各メンバーのユニークな視点を楽しむことができる作品です。それぞれのストーリーがファンへの愛と情熱で満ちた作品として評判を博しています。

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