NEVER END (アルバム)

ASKA『NEVER END』解説

『NEVER END』は、ASKAが1995年2月27日に発表した3枚目のオリジナル・アルバムであり、同アルバムの3曲目に収録されている楽曲名でもあります。2001年6月20日には再発売もされています。

背景

前作『SCENE II』から約4年ぶりのリリースとなった本作は、これまでの『SCENE』シリーズとは異なり、他者への提供曲のセルフカバーは収録されていません。その代わりに、CHAGE and ASKAの楽曲のセルフカバーや、沢田研二のカバー曲が収録されています。

評価

ASKA自身も、過去の作品を振り返る中で「アルバムを作る度に『これは最高傑作です』」と言ってきたとしながらも、本作の出来には特に自信を持っていると語っています。

オリコンアルバムチャートでは初登場1位を獲得し、その完成度の高さが広く認められました。

収録曲について

各楽曲について、公式ウェブサイトの情報をもとに解説します。

1. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て: 1995年1月1日に発売されたシングル。アルバムバージョンは、イントロがシングルよりも長く、アウトロがカットアウトで終わるなど、細部に違いが見られます。ベスト・アルバムにも収録。

2. HELLO: テレビ朝日系情報番組『ニュースステーション』の天気予報コーナーのテーマソング。武部聡志によるアレンジが特徴です。

3. NEVER END: アメリカのミュージシャン、ケヴィン・ギルバートとの共同制作。ロサンゼルスで制作されました。

4. you & me: 黒田有紀とのデュエット曲。アルバム収録曲の中で最後に制作された楽曲です。

5. I'm busy: シングル候補にもなった楽曲。当時のASKAの状況や忙しさをユニークに表現。楽曲のラストでは、ブックレットに記載されている散文詩の一節が歌われています。

6. どうってことないさ: 男性の心の揺れ動きを描いた楽曲。

7. next door: 結ばれなかった二人の恋を歌った曲。別れた後も相手を思いやる気持ちをテーマにしています。

8. オンリー ロンリー: シングル「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」のカップリング曲。CHAGE and ASKAのセルフカバーです。

9. はるかな国から: 少年の自殺報道に対する疑問や、自殺そのものについて考えた楽曲。

10. 君をのせて: 沢田研二のカバー。原曲へのリスペクトが感じられる仕上がりです。

11. 月が近づけば少しはましだろう: 生きていく上で誰もが経験する感情を表現した楽曲。ファンからの人気が非常に高く、アンケートではソロ曲人気第1位に輝きました。セルフカバー・アルバム『12』にもリメイク版が収録されています。

参加ミュージシャン

※詳細な情報は割愛します。

ミュージック・ビデオ

晴天を誉めるなら夕暮れを待て
月が近づけば少しはましだろう

ライブ映像

月が近づけば少しはましだろう (Live at ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 "SCENE")

外部リンク

NEVER END - Fellows ASKA Official Web Site

ASKAの音楽性の幅広さと深さを感じられるアルバムであり、各楽曲に込められたメッセージは、今もなお多くの人々の心に響いています。

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