NHKラジオ夕刊

NHKラジオ夕刊

『NHKラジオ夕刊』は、1992年4月6日から2008年3月28日までの間、NHKラジオ第1放送で平日夕方の18時台に放送されていたニュースワイド番組です。番組は、特にその日のニュースや経済情報を多角的に提供することを目的としていました。

番組の構成

この番組は毎回異なる解説委員が「編集長」として出演し、その日の重要なニュースを解説するスタイルが特徴でした。放送開始から18時に入り、まず当日に伝えたいニュース内容を紹介し、続いて各解説委員による詳細な解説が行われました。18時10分には10分にわたってニュース解説が行われ、その後は音楽と交通情報が流れた後、地域のトピックに触れる「列島便り」が放送される形式で構成されていました。

さらに、18時30分からはゲストとの対談が行われ、リスナーにとっても興味深い内容が提供されました。このようなフォーマットは、ニュースをただ単に伝えるだけでなく、視点を豊かにすることを目指していました。なお、岡部徹氏が編集長を務める際には、放送終了前に海外の話題を2、3分ほど扱うこともあったため、多国籍の情報も提供されることが多かったのです。

放送日程の変遷

当初は週末も含めて放送されていましたが、徐々に平日のみの放送となりました。さらに、NHKプロ野球中継の影響を受け、毎年度の上半期、木曜日と金曜日の放送が休止されることがありました。ただし、2005年と2006年の2年間は中継の時間が変更されたため、この期間は月曜日から金曜日まで放送されることとなりました。地域によっては、不定期で18時からプロ野球中継が放送されることもあり、その場合は『夕刊』が休止することもありました。

放送終了と新番組

2008年3月、NHKラジオ第1の大改編により番組は終了しました。16年間の長きにわたった放送が幕を閉じ、その後、新たな形で『私も一言!夕方ニュース』としてリニューアルされ、スタイルも一新されました。リニューアル後は、リスナーからの投稿を交えた進行が特徴となり、より多様な視点から情報が発信されるようになりました。

主要スタッフ

番組の終了時点での主な編集長には岡部徹、嶋津八生、田中和夫、飯野奈津子、谷田部雅嗣、五十嵐公利、平石富男、山本浩が名を連ねていました。また、過去には大島春行、早川信夫、南直樹、平石富男らも編集長を務めたことがあります。アシスタントには中野由貴、川村尚代が隔週で登場し、そのほかにも岩井理江といった過去のアシスタントが在籍していました。

まとめ

『NHKラジオ夕刊』は、ニュースの解説や地域の話題、ゲストとの対談を通じて多様な視点を提供し、リスナーにとって信頼のおける情報源として機能していました。その結果、多くのリスナーに愛され、長年にわたって親しまれる番組となったのです。

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