NHK北見放送局

NHK北見放送局の概要

NHK北見放送局は日本の最北端に位置する地域放送局で、北海道のオホーツク総合振興局を対象地域としてサービスを提供しています。ここでは、テレビとラジオで地域のニュースや情報を発信してきましたが、2022年度の改革によって旭川放送局との統合により、実質的に旭川からの配信に移行しました。

放送局の基本情報

NHK北見の放送局は、地域において特に重要な役割を果たしており、コールサインや番組制作の機能を有する日本最北端の放送局です。放送対象地域における人口は比較的少なく、オホーツク海沿岸地区がカバーされています。

放送局自体は北見市にありますが、送信所は網走市にあり、親局という位置づけです。北緯43度48分40秒に位置しており、最北端の称号を持つ一方で、旭川局も僅差で高緯度にあります。200年にわたり、北海道の特殊性に応じた独自の改革が進行してきました。

歴史と改革

北見局の合理化の歩みは1988年にさかのぼり、小樽や岩見沢局の機能を札幌局に移管した際に、北見局も旭川局と支局形式で統合される計画がありました。この試みは地域の強い反発によって見送られましたが、2015年にはその方向に向けて動き出しました。営業部が統合されることによって、北見局は旭川局の営業センターの担当となり、一部ではありますが統合が結果として実施されました。

2020年には、放送部が「メディア部」に移行し区域内サポート体制が整った上で、2022年の大幅な組織再編が行われました。この際、北見局のメディア部の機能が旭川局に統合され、制作体制が変わり、共同制作形式へと移行しました。2023年春にはセンター制への移行も行われ、全国的な統合の流れの一環として更なる効率化が進められています。

所在地とコールサイン

放送局の所在地は、北海道北見市北斗町2丁目3-24であり、コールサインはデジタルテレビとFM放送に関して独特の記号が付与されています。これは地域放送局としてのアイデンティティを示すもので、放送内容や責任を明確にしています。

放送内容と制作番組

北見局制作の主な番組には「ほっとニュース道北・オホーツク」や「オホーツクわが母校」があります。地域のニュースを詳しく伝えるための工夫が施されており、旭川局との共同制作の形もとられています。過去には様々なローカル番組が制作されていました。

火災事故とその影響

2015年、北見放送局では火災が発生し、約470平方メートルが焼失するという大きな影響を受けました。この事故により局内見学やギャラリーの利用が一時休止されましたが、次の年の秋には再開されました。

結論

NHK北見放送局は、長い歴史とともに進化してきた地域密着型の放送機関であり、施策や技術の進展を通じて地域社会に貢献しています。今後も、地域の声をしっかりと受け止めながら、新たな挑戦を続けていくことでしょう。

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