NHNテコラス

NHNテコラス株式会社の概要

NHNテコラス株式会社は、クラウドサービスやデータセンター事業、さらには技術コンサルティングを行う企業です。そのルーツは、2000年に開始された「データホテル」のデータセンター事業にさかのぼります。この企業は、旧ライブドア社のインフラ技術部門を基にしており、2014年にNHNグループに加入しました。現在、NHN JAPAN株式会社の完全子会社として活動しています。

歴史的背景

初めて「データホテル」という名称でデータセンター事業を始めたのは、堀江貴文が率いるオン・ザ・エッヂ（後のライブドア）です。この事業は、2007年に持株会社へ移管され、新たに設立されたライブドアの一部門へと移行しました。その後、2010年に韓国のNHNの日本法人であるNHN Japanの傘下となり、2012年にはコンテンツ事業がNHN Japanに移され、通信関連事業が残る形で株式会社データホテルに社名変更しました。

2012年10月、本社は新宿区の住友不動産西新宿ビルから、東新宿駅直結の新宿イーストサイドスクエアへ移転しました。これに伴い、学術無線LANローミング「eduroam JP」との産学連携を開始し、キャンパスICTにおけるアカデミック・ソリューションの強化を図っています。また、海外展開をさらに強化し、2013年にはデータ転送サービス「クラウドコネクト」の北米拠点を設立しました。

企業変革と成長

2014年9月30日、親会社がLINE株式会社から NHN PlayArtに異動し、11月には社名をデータホテルからテコラスに変更しました。その翌年、SAVAWAYとの経営統合を経て、2015年10月には社名をNHNテコラス株式会社へと再度変更しました。企業の成長とともに、多様なサービスの提供が強化され、特に技術コンサルティングやクラウドインテグレーション分野での実績が目立っています。

2017年には、コマース支援事業を社内分割し、新たにNHN SAVAWAY株式会社を設立。2021年には白倉章照が新社長に就任し、同年にはAWSの最上位パートナーであるAWSプレミアコンサルティングパートナーの認定を取得しています。

最新の取り組み

近年、NHNテコラスは本社を現住所であるNHNアトリエに移転し、2023年にはGoogle Cloud プレミアパートナーの最上位認定や、NTTコミュニケーションズなどと共同でロボットを活用したデータセンター運用の実証実験を発表しました。また、2024年にはAWSとの戦略的協業契約を結び、同年内にはAWSセキュリティコンピテンシー認定も獲得しました。

事業所

本社は東京都港区に位置し、大阪には別オフィスも設けています。具体的な所在地は、東京都港区西新橋にあるNHNアトリエ、そして大阪府の御堂筋フロンティア1階となっています。

結論

NHNテコラスは、長い歴史を持ちながらも、常に新しい技術とサービスの提供に努めている企業です。クラウドサービス、データセンター、技術コンサルティングを通じて、クライアントのニーズに応えるべく邁進しています。

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