NIGHT OWL CLUB

NIGHT OWL CLUB

『NIGHT OWL CLUB』（ナイト・アウル・クラブ）は、日本のロックミュージシャン、柳ジョージが1987年5月25日にワーナー・パイオニア / Atlantic Recordからリリースした5枚目のオリジナル・アルバムです。

解説

「ハートは乾いてないか!夢を忘れてないか!風のように歌い続ける男がいる…。」というキャッチコピーが付けられた本作は、1985年の『TOBACCO ROAD』以来、約2年ぶりのオリジナル・アルバムとなりました。この作品から、シンセサイザーやドラムマシンなどを用いた打ち込みを本格的に導入し、それまでのブルースロックを基調としたサウンドから、より都会的で洗練されたサウンドへと変化を遂げました。

2017年には、SHM-CD仕様で再発売され、高音質で当時のサウンドを楽しむことができるようになりました。

批評

CDジャーナルは、「ピート・ハミルの世界をイメージした詩は相変らず大地をさまよう男の苦悩が描かれている」と、柳ジョージの歌詞世界を評価。さらに、「サンプリングも使った先進的なサウンドが意外とピッタリきて新鮮だ」と、打ち込みを導入したサウンド面についても肯定的な評価をしています。

収録曲

1. 5 TO 0 (FIVE TO MIDNIGHT)
2. FORGIVENESS
3. NIGHTMARE
4. MISSING CITY
5. MOVE ON
6. SEARCHIN' FOR MY LOVE
7. LONELY CENTURY
8. FRANKIE
9. GOLDEN TIME
10. BIG FISH
11. GASOLINE ALLEY

楽曲解説

5 TO 0 (FIVE TO MIDNIGHT)
1987年6月10日にシングルカットされました。
FRANKIE
シングル「5 TO 0 (FIVE TO MIDNIGHT)」のカップリング曲です。

参加ミュージシャン

NIGHT OWL CLUB BAND

Drums : 鈴木二朗
Bass : 佐々木隆典
Keyboards : 山本雅史
Guitar : 岡沢敏夫

Keyboards : 深町栄
A.Sax : 春木啓志
Chorus : EVE
Synthesizer Operator : 北城浩志
* Strings Arrangement : 平野孝幸, 長島進, 近藤敬三


『NIGHT OWL CLUB』は、柳ジョージの音楽キャリアにおいて、新たな方向性を示した重要な作品と言えるでしょう。都会の夜を舞台に、孤独や希望、過ぎ去った愛を情感豊かに歌い上げた本作は、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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