NINOX SNOW PARK

NINOX SNOW PARK（ニノックススノーパーク）

新潟県新発田市、雄大な二王子岳の西斜面に位置するNINOX SNOW PARKは、通称「ニノックス」として広く親しまれています。下越地方を代表するスキー場の一つに数えられ、特にその縦長のコース配置と効率的なリフトシステムが特徴です。

施設全体としては3基のリフトを有していますが、そのうち2基は高速タイプのクワッドリフトです。これらの高速クワッドリフトを乗り継ぐことで、待ち時間を少なくスムーズに山頂までアクセスできます。コースレイアウトは縦長であり、これにより変化に富んだ、距離の長い滑走を存分に楽しむことができます。

かつて、スキーシーズンオフの期間には、広大な駐車場が日本自動車連盟（JAF）公認のジムカーナコースとして活用され、競技会などが開催されていた時期もあります。

沿革

ニノックススノーパークは、1980年代末に地元の企業である二王子観光開発によって開設されました。建設予定地が国有林であったため、開発には特別な許可が必要でしたが、林野庁が推進していた「ヒューマングリーン構想」という民間活力を導入したリゾート開発計画に内定し、その実現に至りました。

ゲレンデ紹介

様々なレベルのスキーヤーやスノーボーダーに対応する多彩なコースが用意されています。

エンジョイコース: 最下部に位置し、緩やかな傾斜が続く長いコースです。初心者でも安心して練習や滑走を楽しむことができます。ナイター営業も実施されています。
ジョイフルコース: ペアリフトの脇に展開する、主に中級者向けのコースです。こちらでもナイター滑走が可能です。
EXコース: 圧雪されないエリアを含む、上級者向けのチャレンジングなコースです。
チャレンジコース: 幅が狭く、ややテクニカルな要素を含む上級者向けのコースです。
パラダイスコース: 距離が非常に長い、上級者向けの滑り応えのあるコースです。
スカイラインコース: スキー場の最上部に広がる、雄大な景色を眺めながら滑れる中級者向けコースです。

また、初心者や家族連れに嬉しい施設も充実しています。

キッズパーク: 小さなお子様でも安全に楽しめるエリアです。スノーエスカレーターが設置されているため、上り坂も楽々です。スノーチュービングなどのアクティビティも用意されています。
フリーライドパーク: スキー・スノーボードのトリックを楽しみたい方向けのエリアです。キッカー（ジャンプ台）、レール、ボックスなど、様々なアイテムが設置されています。ナイター利用も可能です。

施設

効率的な滑走を支えるリフト設備に加え、滑走の合間に利用できる施設も完備しています。

リフト: 高速クワッドリフト2基、ペアリフト1基。
その他: スノーエスカレーター1基。
休憩・飲食: レストラン、無料で利用できる休憩所があります。
駐車場: 合計で2500台収容可能な大規模駐車場を完備しています。ただし、土曜日・日曜日・祝祭日は駐車料金が発生します。

イベント・大会

シーズン中には様々なイベントや大会が開催され、ゲレンデを盛り上げます。

ninox Carnival: スキー場が主催する恒例イベントです。屋台の出店やクイズラリーなどが行われ、夜には幻想的な松明滑走や華やかな花火大会が実施されます。
そりアドベンチャーツアー: リフトを利用してエンジョイコースをロングソリで滑走できるユニークなイベントです。滑走だけでなく、宝探しといった企画も同時に楽しめます。
下越スキー技術選手権: 2007年から開催されているICI石井スポーツ主催の技術選大会の会場の一つです。この大会は、以前からニノックス単独で行われていた技術選手権大会を兼ねており、下越地方の他のスキー場（わかぶな高原スキー場、国設胎内スキー場）と連携した3連戦形式で開催されています。

下越共同企画

ニノックススノーパークは、下越地方にある他の4つのスキー場（国設胎内スキー場、ぶどうスキー場、わかぶな高原スキー場、三川温泉スキー場）と共に「下越共同企画」に参加しています。この連携により、利用者にとってお得な様々なサービスが提供されています。

シーズン券特典: 参加しているいずれかのスキー場のシーズン券所有者は、他の共同企画参加スキー場で1日券が割引価格で購入できます。
感謝の日: 特定の「下越エリアスキー・スノボ感謝の日」には、シーズン券提示で他の共同企画参加スキー場を無料で滑走できるサービスが実施されます。
下越スキー場ラリー: 参加スキー場の1日券をそれぞれ1枚ずつ集めると、共同企画参加スキー場のうち任意のスキー場の1日券と交換できるという企画です。

アクセス

鉄道: JR新発田駅からシャトルバスが運行されています。所要時間は約20分です。運行本数は日によって異なり、土休日には2往復、平日には予約制で1往復運行されます。
車: 日本海東北自動車道の聖籠新発田ICから国道7号線を経由してアクセス可能です。ICからの所要時間は約20分です。

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